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ブックマーク / sorae.info (397)

  • 準衛星「カモオアレワ」を生み出したクレーターを特定? 月起源説を後押し

    469219番小惑星「Kamoʻoalewa」(※1)は、見た目上は地球の周囲を公転しているように見える「準衛星(Quasi-satellite)」の1つです。その公転軌道や表面の物質の観測結果は、Kamoʻoalewaが普通の小惑星よりも月に類似していることを示しているため、月の破片である証拠探しが行われています。 清華大学のYifei Jiao氏などの研究チームは、Kamoʻoalewaのような破片が月の表面から飛び出すにはどのような条件が必要かを数値シミュレーションで解析しました。その結果、数百万年前に直径10~20kmのクレーターを作るような天体衝突が、Kamoʻoalewaのような準衛星軌道を持つ小惑星を飛び出させるという解析結果を得ました。この条件に一致するのは「ジョルダーノ・ブルーノ」クレーターだけであるため、このクレーターがKamoʻoalewaの起源である可能性があります

    準衛星「カモオアレワ」を生み出したクレーターを特定? 月起源説を後押し
    sakstyle
    sakstyle 2024/05/07
    「Kamoʻoalewaを生み出した天体衝突が起こったのは数百万年前という、天文学的に見てかなり最近の出来事だったと予想されます」そんな最近
  • 小惑星の軌道を変えるNASAの実験で飛び出した岩が将来火星に衝突するかもしれない

    小惑星の軌道を意図的に変更できるかどうかを検証した、NASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星軌道変更ミッション「DART」では、目標天体となった小惑星の衛星「ディモルフォス」の公転軌道を変更することに成功しました。実験は事前に予測されていない結果ももたらしており、その1つは幅数mの岩がいくつも飛び出したことでした。 NEOCC(地球近傍天体調整センター)のMarco Fenucci氏とINAF(イタリア国立天体物理学研究所)のAlbino Carbognani氏の研究チームは、DARTミッションで飛び出したことが観測された37個の岩の軌道を追跡したところ、そのうち4個が将来的に火星に衝突する可能性があることを突き止めました。この分析結果は、地球や火星に衝突する小さな天体の起源を考察する上で重要となるかもしれません。 【▲ 図1: ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された、ディモルフォスから飛び出

    小惑星の軌道を変えるNASAの実験で飛び出した岩が将来火星に衝突するかもしれない
    sakstyle
    sakstyle 2024/04/26
    DARTで飛び出した岩が火星に「2個は約6000年後に、残り2個は約1万5000年後に衝突する可能性」/この衝突が起きたとき、それが人為的な結果だと認識できる者はいるのだろうか……/ディモルフォスが予想以上に脆かったため
  • 【追記】JAXA月探査機「SLIM」3回目の夜を越すことに成功 着陸成功から3か月

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年4月24日午前(日時間・以下同様)、X(旧Twitter)の小型月着陸実証機「SLIM」プロジェクト公式アカウントにて、SLIMが着陸地点で3回目の越夜(夜を越すこと)に成功したと発表しました。【最終更新:2024年4月24日12時台】 【▲ 3回目の越夜成功後にSLIMの航法カメラで撮影された月面の様子(非圧縮データ)。JAXAがXのSLIM公式アカウントを通して2024年4月26日に公開(Credit: JAXA)】SLIMは2024年1月20日0時20分頃に日の探査機として初めて月面へ軟着陸することに成功しました。ただ、2基搭載されているメインエンジンの1基で着陸直前に生じたトラブルによって想定外の速度や姿勢で接地することになったため、機体は太陽電池を西に向けて逆立ちしたような姿勢で安定しています。 着陸直後に電力を得られなかったSLI

    【追記】JAXA月探査機「SLIM」3回目の夜を越すことに成功 着陸成功から3か月
    sakstyle
    sakstyle 2024/04/25
    「今後は昼夜の温度差が大きな月面の環境で劣化が進む箇所と進みにくい箇所を明らかにするべく、SLIMの状態を詳しく確認していくということです」こけたのがよかったのだろうか?
  • 「WASP-76b」では珍しい大気現象「光輪」が発生している? 確認されれば太陽系外惑星では初

    「WASP-76b」は、最も研究されているホットジュピターの1つであり、金属鉄の雨が降るような極端な環境があると推定されています。しかし、観測データの全てを科学的に解釈できているわけではなく、多くの謎も残されています。 ポルト大学のOlivier Demangeon氏などの研究チームは、WASP-76bにおける謎の1つである、「ターミネーターゾーン(昼側と夜側の境目)」における反射光の非対称性について研究を行いました。その結果、WASP-76bでは「光輪」と呼ばれる大気現象が発生しているかもしれないというユニークな結果が得られました。もしもこの結果が正しい場合、WASP-76bは光輪の発生が確認された初の太陽系外惑星になります。 【▲ 図1: WASP-76bで発生している光輪の想像図。(Credit: ESA & ATG)】 ■極端な気象現象が捉えられている太陽系外惑星「WASP-76b

    「WASP-76b」では珍しい大気現象「光輪」が発生している? 確認されれば太陽系外惑星では初
    sakstyle
    sakstyle 2024/04/18
    約640光年先のホットジュピター。潮汐ロックされていて昼夜の境界で鉄の雨が降っていると推測されている惑星。昼夜境界の明るさはどこも同じはずだが、東半球の方が明るく光輪の可能性。よくそんなの観測できたな
  • 火星での生命探査にパラダイムシフトを起こすか 米大学院生が提案する斬新なミッション

    米国テキサス州で2024年3月11日から15日まで開催された第55回月惑星科学会議(LPSC)において、ノースカロライナ大学チャペルヒル校の大学院生が火星での斬新な生命探査ミッションを提案しました。現在火星で運用されているアメリカ航空宇宙局(NASA)の探査車「Curiosity(キュリオシティ)」や「Perseverance(パーシビアランス)」よりも、コストを抑えつつ効率的に生命の探査を行なえるようです。 【▲ Longo氏が提案する小型探査車を火星に届ける役割を果たす着陸機「SHIELD」の試作機(Credit: NASA/JPL-Caltech)】 ■10年以上のキャリアをもつ大学院生 Alex Longo氏は修士課程に在籍中の大学院生でありながら、パーシビアランスの着陸地を選定する「Mars2020 Landing Site」の選考委員を13歳から5年間(2013年~2018年)

    火星での生命探査にパラダイムシフトを起こすか 米大学院生が提案する斬新なミッション
    sakstyle
    sakstyle 2024/04/16
    「「Mars2020 Landing Site」の選考委員を13歳から5年間(2013年~2018年)務めるなど10年以上のキャリアをもつ大学院生Longo氏」15kg程の小型ローバー4台で4カ所を探査する計画(ローバーは必須だが従来のはコストが高すぎ)
  • 最低でも20km 木星の衛星「エウロパ」表面の氷の厚さを衝突地形から推定

    木星の衛星「エウロパ」の内部には広大な海が広がっていると考えられていますが、表面を分厚い氷が覆っているため、直接の確認はできていません。では、この氷殻の厚さはどのくらいなのでしょうか? パデュー大学の脇田茂氏などの研究チームは、天体衝突によって形成されるリング構造が幾重にも重なった盆地地形が氷殻の厚さや硬さに関連しているという前提の下、国立天文台が運用する「計算サーバ」でシミュレーションを行いました。その結果、氷殻の厚さが少なくとも20km無ければエウロパに存在する多重リング盆地を説明できないことが分かりました。この研究結果は、あまりはっきりと分かっていないエウロパの構造に関する基的な情報を与えているという点で重要です。 【▲ 図1: 多重リング盆地を作るような大規模衝突の想像図 (Credit: Brandon Johnson (AI生成) ) 】■「エウロパ」の氷の厚さはどれくらい?

    最低でも20km 木星の衛星「エウロパ」表面の氷の厚さを衝突地形から推定
  • 天の川銀河の巨大なブラックホール「いて座A*」新たな画像を国際研究チームが公開

    こちらは「いて座(射手座)」の方向約2万7000光年先にある超大質量ブラックホール「いて座A*」(いてざエースター、質量は太陽の約400万倍)を電波で観測して得られたデータをもとに作成された画像です。国際研究チーム「イベント・ホライズン・テレスコープ(Event Horizon Telescope: EHT)」が2024年3月27日付で公開しました。 【▼ 世界8か所の電波望遠鏡を連携させた超長基線電波干渉計(VLBI)を使って2017年4月に取得された観測データを分析して得られた「いて座A*」周辺の偏光画像(Credit: EHT Collaboration)】 EHTは銀河の中心部分に存在するとされる超大質量ブラックホールの観測と研究を行っている研究チームです。これまでに「おとめ座(乙女座)」の方向約5500万光年先の楕円銀河「M87」の中心部にある超大質量ブラックホール(質量は太陽の

    天の川銀河の巨大なブラックホール「いて座A*」新たな画像を国際研究チームが公開
    sakstyle
    sakstyle 2024/04/16
    なんかかっこいい
  • 太陽系の外側は予想よりも “埃っぽい” ことが判明 塵の量の実測結果

    太陽系の外側には冥王星などの氷天体が無数にあり、「エッジワース・カイパーベルト」という密集した状態を作っています。エッジワース・カイパーベルトがどこまで広がっているのかはよくわかっていませんが、これまでの予測では太陽から約75億kmを超えた距離で天体の密度が低くなり始めると予測されていました。その場合、空間内にある塵の量も少なくなるはずです。 しかし、コロラド大学ボルダー校のAlex Doner氏などの研究チームが、NASA(アメリカ航空宇宙局)の冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」の観測データを分析したところ、塵が減少すると予測された距離を超えてもほとんど低下していないことを突き止めました。この結果は、エッジワース・カイパーベルトが予想よりも遠くまで広がっているか、または外側にもう1つのエッジワース・カイパーベルトがある可能性を示しています。 【▲ 図1: 天体同士の衝突で塵が発生してい

    太陽系の外側は予想よりも “埃っぽい” ことが判明 塵の量の実測結果
    sakstyle
    sakstyle 2024/03/26
    ニューホライズンズの観測データから、エッジワース・カイパーベルトが予想よりも遠くへ広がっている、もしくは、外側にもう一つ述ベルトがあることが示唆された
  • ウェッブ宇宙望遠鏡が原始星周辺の氷の粒から複雑な有機化合物を発見

    私たち生命の起源を宇宙の視点から解明することは、宇宙生物学の目的のひとつかもしれません。ビッグバン以降、水素やヘリウムといった軽元素が生成され、核融合や超新星爆発などの天体現象を通じてさまざまな原子や分子が誕生していきました。これらの過程で生じた炭素を含む有機化合物は、生命の基的な構成要素となります。そのため、有機化合物から生命が誕生したシナリオを宇宙の歴史の文脈で作り上げることは、地球以外の惑星に知的な生命体が存在するのかを考える上で重要なヒントとなりえます。 関連記事 ・生命が誕生しえない宇宙は存在するか? マルチバースがハビタブルな条件を明らかにする(2023年3月29日) オランダ・ライデン大学のW. R. M. Rocha氏らの研究グループは、「ジェイムズ・ウェッブ」宇宙望遠鏡を使い、原始星「IRAS 2A」と「IRAS 23385」の周辺から、エタノールや酢酸といった複雑な有

    ウェッブ宇宙望遠鏡が原始星周辺の氷の粒から複雑な有機化合物を発見
    sakstyle
    sakstyle 2024/03/25
    「地球型惑星に有機物質を効率よく届けて広大な海を形成するためにはCOMs(複雑な有機分子)が氷の粒子内に存在する必要があるものの、これまでは温かいガス相からしか発見されてきませんでした」
  • “恒星間天体の落下による振動” の正体はトラック? 破片採集の主張に厳しい反論

    2014年にパプアニューギニア沖に落下した流星「CNEOS 2014-01-08」は、観測史上初の「地球に落下した恒星間天体」かもしれないものであるという主張があります。2023年には「ガリレオ・プロジェクト」がCNEOS 2014-01-08に由来する物質を海底から採集したと主張しましたが、これには多くの異論もあります。 ジョンズ・ホプキンズ大学のBenjamin Fernando氏などの研究チームは、ガリレオ・プロジェクトが海底調査を行った場所の根拠となったデータの1つである、地震計がとらえた振動の分析を行いました。その結果、振動データは流星落下によるものではなく、今回の現象とは無関係に発生した遠方の地震と、近くを走行したトラックの振動が混ざったものだという結論を出しました。 また、別のデータを用いた分析の結果、CNEOS 2014-01-08の落下場所は採集地点からはるかに遠い可能性

    “恒星間天体の落下による振動” の正体はトラック? 破片採集の主張に厳しい反論
    sakstyle
    sakstyle 2024/03/25
    パプアに落下した奴。「恒星間天体であるという主張は、アメリカ宇宙コマンドの非公開情報の分析に基づくもの(...)公開情報のみに基づく分析では、恒星間天体である可能性は大きく減少」異論がぞろぞろ
  • 白色矮星が80億年以上 “年を取らない” ことがある理由を解明

    天の川銀河にある恒星の約97%は、最終的に「白色矮星」という天体を残します。白色矮星は核融合反応が停止した “死んだ星” であり、持っていた熱を徐々に放出し冷えていきます。しかし近年、この説明が当てはまらず、数十億年も冷却が停止していると見られる白色矮星が次々と見つかっています。白色矮星の熱は年齢を推定する指標となっているため、 “年を取らない” プロセスがあることは重要です。 ウォーリック大学のAntoine Bédard氏、ビクトリア大学のSimon Blouin氏、およびプリンストン高等研究所の程思浩氏の研究チームは、白色矮星の内部をモデル化した研究を行いました。その結果、固化した小さな塊が浮上することによって生じる重力エネルギーによって、白色矮星の表面温度が80億年以上も一定に保たれるほどの熱が発生することを突き止めました。この結果は、白色矮星の年齢を指標とした様々な研究に影響を与

    白色矮星が80億年以上 “年を取らない” ことがある理由を解明
    sakstyle
    sakstyle 2024/03/25
    明るさから推定される年齢と他の方法で(同じ星団の他の恒星の年齢から)推定される年齢とに違いが。固化の際にい小さな複数の塊が浮上、液体が沈降し重力エネルギーが熱に。それで80億年も温度維持うーん、わからん
  • 地球の新しい地質年代「人新世」の新設案を否決 その理由と背景は

    人類の活動は確実に地球環境を変えてきました。これを踏まえ、新しい地質年代として「人新世」を創設することが提唱され、2009年から国際地質科学連合の作業部会で議論が行われてきました。正式に地質年代として登録されるには、全部で3段階の議論が必要です。 国際地質科学連合の下部組織である第四紀層序小委員会にて2024年2月1日から6週間かけて審議と投票が行われた結果、人新世の創設は過半数の反対票で否決されました。ただし、この決定は人類が地球環境を変えたことを否定するものではなく、むしろ人新世という地質年代の重要性を鑑み、人類による環境改変を過小評価しないための否決であると言えます。 【▲図1: カナダ東部にあるクロフォード湖の湖底堆積物は、今回の案で人新世の基準となる地層として選ばれていました(Credit: Whpq (WikiMedia Commons / CC BY-SA 4.0) )】 ■

    地球の新しい地質年代「人新世」の新設案を否決 その理由と背景は
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    sakstyle 2024/03/17
    “重要な争点として「人新世の開始が1952年」という点が挙げられます”
  • 【速報】スペースX、新型ロケット「スターシップ」第3回飛行試験を実施

    アメリカの民間宇宙企業スペースXは日時間2024年3月14日、同社が開発中の新型ロケット「Starship(スターシップ)」による第3回飛行試験を実施しました。Starship宇宙船は宇宙空間を飛行中に各種テストを実施し、その後に大気圏へ再突入して飛行を終えています。【最終更新:2024年3月14日23時台】 【▲ 米国テキサス州にあるスペースXの施設「スターベース」から第3回無人飛行試験のために打ち上げられた新型ロケット「スターシップ」。スペースXのライブ配信より(Credit: SpaceX)】 スターシップは1段目の大型ロケット「Super Heavy(スーパーヘビー)」と2段目の大型宇宙船「Starship」からなる全長121mの再利用型ロケットで、打ち上げシステムとしてもStarshipの名称で呼ばれています。今回の飛行試験は2023年4月20日の第1回と同年11月18日の第2

    【速報】スペースX、新型ロケット「スターシップ」第3回飛行試験を実施
  • NASAの商用火星探査ミッション再開に是非を問う声

    人類は火星への有人飛行という夢を追い求め続ける中、その是非を問いただすべき時かもしれません。 【▲ 画像処理された火星の姿(Credit: Jody Swann/Tammy Becker/Alfred McEwen)】 オーストラリア・カーティン大学のSteven Tingay教授(電波天文学)は、同国のメディアサイトThe Conversationに、「アメリカ航空宇宙局(NASA)は商用火星探査ミッションを追求しているが、人類は今なお火星に赴くことを望むのか?」という題名の論考を寄稿しました。 50を数える火星ミッション ソビエト連邦(現ロシア)が1960年に「マルス1960A」ミッションで火星へのフライバイを試みて以降、人類は50もの火星ミッションを開始しました。NASAが1965年7月に「マリナー」4号で火星へのフライバイに成功したミッションを含め、31のミッションに成功しています

    NASAの商用火星探査ミッション再開に是非を問う声
    sakstyle
    sakstyle 2024/03/14
    「オーストラリア・カーティン大学のSteven Tingay教授(電波天文学)は、同国のメディアサイトに寄稿」よい点と悪い点の論点整理かな
  • アメリカの「UFO」は西部地域で多く目撃? 真面目な研究から見えてきたもの

    「UFO」というとオカルトか何かのイメージが強いかと思われますが、実際には国防や科学研究といった真面目な場でも議論の対象となります。ただし、UFOという用語に付きまとうイメージから、科学的な研究は敬遠される傾向にありました。 ユタ大学のR. M. Medina氏とS. C. Brewer氏、およびアメリカ国防総省のS. M. Kirkpatrick氏は、アメリカ合衆国で目撃された12万件以上に渡るUFOの目撃情報を分析し、UFOが現れる場所には地域的な偏りがあることを発見しました。特に西側地域は、UFOが目撃されるホットスポットです。この偏りは、目撃情報のほとんどが実際に何らかの飛行物体を目撃している可能性が高く、全くの捏造やデマはそれほど多くはないことを示唆しています。個々の正体は相変わらず “未確認” であるものの、その地域の特性から航空機である可能性が高いかもしれません。 【▲図1:

    アメリカの「UFO」は西部地域で多く目撃? 真面目な研究から見えてきたもの
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    sakstyle 2024/03/10
    “「全領域異常解決局 (AARO: All-domain Anomaly Resolution Office)」”
  • “氷天体の地下海” は有機化合物に乏しい? タイタンでの推定結果

    太陽系には、分厚い氷の下に地球を超える規模の海が存在すると予想されている天体がいくつもあります。このような環境は生命の存在を予感させますが、果たして液体の水の存在が “保証” されれば生命がいるかもしれないと考えていいのでしょうか? ウェスタンオンタリオ大学のCatherine Neish氏などの研究チームは、天体表面に豊富な有機化合物を有し、地下に海があるかもしれないと推定されている土星の衛星「タイタン」について、地表から地下へと輸送される有機化合物の量を推定しました。その結果、有機化合物の輸送量はグリシン換算で7500kg/年以下と、生命の維持には到底足りない量であると推定されました。 有機化合物が豊富なタイタンでさえ生命の維持が困難であることを示した今回の研究は、他の天体ではより条件が悪い可能性を示唆しています。 【▲図1: タイタンの内部構造の想像図。氷の地殻の下には分厚い海が広が

    “氷天体の地下海” は有機化合物に乏しい? タイタンでの推定結果
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    sakstyle 2024/03/01
    「有機化合物が豊富なタイタンでさえ生命の維持が困難であることを示した今回の研究」表面の有機化合物が地下海に供給されるか。天体衝突による物質輸送を仮定して輸送量を推定→7500kg/年で少な過ぎる、と
  • 米民間企業の月着陸船「Nova-C」月面で撮影された新たな画像公開 着陸時の詳細も判明

    アメリカの民間企業インテュイティブ・マシーンズとアメリカ航空宇宙局(NASA)は日時間2024年2月29日、インテュイティブ・マシーンズの月着陸ミッション「IM-1」の月着陸船「Nova-C(ノバC)」が月面で撮影した新たな画像を公開しました。同日に開催されたテレカンファレンスでは着陸時のより詳しい状況が語られています。【最終更新:2024年2月29日12時台】 IM-1はインテュイティブ・マシーンズ初の月着陸ミッションで、着陸船のNova-Cにはアメリカ航空宇宙局(NASA)の商業月輸送サービス(CLPS)の下で選定された6つのペイロードと民間の6つのペイロード、合計12のペイロードが搭載されています。 IM-1ミッションのNova-Cは日時間2024年2月15日にスペースXの「Falcon 9(ファルコン9)」ロケットで打ち上げられた後、日時間2024年2月23日8時24分に月面

    米民間企業の月着陸船「Nova-C」月面で撮影された新たな画像公開 着陸時の詳細も判明
    sakstyle
    sakstyle 2024/02/29
    NASAのLIDERはシステムがデータを処理できず結局使われてなかった、と。あと、自撮り機は着陸後に放出されたけどWi-Fiがうまく使えず
  • 中国、開発中の次世代有人宇宙船と月着陸船を「夢舟」「攬月」と命名

    中国載人航天工程弁公室(CMSA、中国有人宇宙プロジェクト弁公室)は2024年2月24日、中国で計画されている有人月探査ミッションで使用される次世代有人宇宙船と月着陸船の名称が決定したことを発表しました。【最終更新:2024年2月28日11時台】 【▲ 中国の次世代有人宇宙船「夢舟(むしゅう)」のイメージ図(Credit: CNSA)】発表によると、次世代有人宇宙船は「夢舟(むしゅう、Mengzhou)」と命名されました。CMSAによると、この名前には有人月探査が運ぶ中国人の宇宙への夢や宇宙探査の新たな旅の始まりといった意味が込められています。夢舟は有人月探査ミッションで使用される月面着陸ミッション用(クルー3名)と、宇宙ステーションミッションで使用される地球近傍用(クルー7名)の2種類が開発される予定で、このうち月面着陸ミッション用のバージョンは「夢舟Y」と呼ばれています(※中国語の「月

    中国、開発中の次世代有人宇宙船と月着陸船を「夢舟」「攬月」と命名
    sakstyle
    sakstyle 2024/02/29
    月着陸船の名前は毛沢東の詩に由来。別々に打ち上げて、月周回軌道でドッキングするのかー
  • 「JuMBO 24」が連星の自由浮遊惑星であると確認 なぜ存在するのかは謎

    どの恒星の周りも公転していない「自由浮遊惑星」はどのように生成されるのでしょうか?従来の理論では惑星系内の破滅的なダイナミクスの結果であると考えられていますが、その場合には自由浮遊惑星は単独で存在することになります。 メキシコ国立自治大学のLuis F. Rodríguez氏、Laurent Loinard氏、そしてLuis A. Zapata氏の研究チームは、「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の観測で2023年に発見されたばかりの連星関係にある自由浮遊惑星の候補、全42組を「VLA (カール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群)」で観測しました。その結果、唯一「JuMBO 24」の観測に成功し、連星関係の自由浮遊惑星であるという追加の証拠が得られました。このような連星関係の自由浮遊惑星の生成は従来の形成論ではうまく説明できないため、興味深い観測対象として注目されています。 【▲図1: 連

    「JuMBO 24」が連星の自由浮遊惑星であると確認 なぜ存在するのかは謎
    sakstyle
    sakstyle 2024/02/29
    ハッブルやJWSTで観測されていた候補天体42組のうち、さらに追加観測したところ、唯一「JuMBO 24」について観測データが得られた
  • 【更新・追記】米民間企業の月着陸船「Nova-C」月面着陸に成功するも横転した状態か

    【2024年2月27日11時40分更新】着陸後に撮影された画像などの公開にあわせて記事最後に追記を行うとともに内容を一部変更しました。 アメリカの民間企業インテュイティブ・マシーンズとアメリカ航空宇宙局(NASA)は2024年2月23日、インテュイティブ・マシーンズの月着陸ミッション「IM-1」の月着陸船「Nova-C(ノバC)」が月面に着陸してから初のテレカンファレンスを行いました。Nova-Cは月面着陸に成功したものの機体は直立しておらず、月面に横転した状態で安定しているとみられています。【最終更新:2024年2月27日11時台】 IM-1はインテュイティブ・マシーンズ初の月着陸ミッションで、着陸船のNova-Cにはアメリカ航空宇宙局(NASA)の商業月輸送サービス(CLPS)の下で選定された6つのペイロードと民間の6つのペイロード、合計12のペイロードが搭載されています。IM-1ミッ

    【更新・追記】米民間企業の月着陸船「Nova-C」月面着陸に成功するも横転した状態か
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    sakstyle 2024/02/27
    レーザー距離計が打ち上げ前にオンになっておらず使用不可→実証用に搭載されていたNASAのライダーを急遽使うことに→予定の約3倍の速度で降下し横転・自撮り用小型機は放出見送り/結構満身創痍な感じ