発売になったパンドラvol.2のゼロアカ道場特集に原稿を書きました。対談などで我々のチームも話も出ています。ゼロアカ道場第四関門で発売する11月9日の文学フリマで販売する同人誌「Xamoschi」のコンテンツも公開いたします。掲載順変更。 検証「聖地巡礼 観光するオタクたち」 武藤潤X藤田直哉X井上ざもすき 特別寄稿 佐藤友哉 ぼくのかんがえたほっかいどうちょうじん インタビュー1 新井素子、練馬を語る インタビュー2 「工場の美」「廃墟の美」を科学する 岡田昌彰氏 インタビュー3 「6,660,000,000」 円城塔 小説 「1989年の地方都市 五万円の神様」吉田アミ 論考 ざもすき的「タイムリップ・コンビナート論」井上ざもすき 論考 地球村から村祭りへ―2ちゃんねるに見る日本的ネットコミュニティのありかた― 藤田直哉 論考 遠心分離機の彼方に グレッグ・イーガン『順列都市』の精神性
他に適当なカテゴリがないから「民族」カテゴリにぶちこんでみた。何か違う気もするが,まあ気にしない方向性でよろしく。 3人の日本人がノーベル物理学賞を共同受賞したとの事。いやぁ,めでたい。正直ぼくにはどういう理論なのかちっとも解らないけれど,それでもめでたい。 ノーベル物理学賞、素粒子研究の日本人3氏に - 朝日新聞 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、今年のノーベル物理学賞を、米シカゴ大名誉教授で大阪市立大名誉教授の南部陽一郎氏(87)=米国籍=、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)素粒子原子核研究所の元所長・小林誠氏(64)と京都大名誉教授で京都産業大理学部教授の益川敏英氏(68)の3人に贈ると発表した。 日本人のノーベル賞受賞は02年以来で13、14、15人目。物理学賞は同年の小柴昌俊・東京大特別栄誉教授に続き、5、6、7人目。賞金は1千万スウェーデンクローナ(約1億4千万
恵比寿にて。初日。黒沢清新作。すごくよかったです! 最高! いやー、これびっくりした。上映のあいだ、二時間(119分)ずっと、「俺は今、なんかこう、たとえようもなくすごい映画を見ているんじゃないか…」という気持ちで興奮し、はらはらしてしまいました。ストーリーじたいは決してドラマティックではない、シンプルな生活の描写なのだが、すごい強度で、何度も胸を打たれてしまう。すばらしい。 これは、家族としての機能をほとんど停止してしまった家族の物語で、家族を構成する四人はみな、家族というシステムに耐えきれず、そこから逃避している。家族がしんどい。この人たちと一緒に暮らし、食卓を囲み、同じ時間を共有していくことの意味がわからない。わたしがこうした描写に打たれてしまうのは、わたし自身にとっても、やはり家族とは混沌としたもので、ときに珍妙だとおもうし、めんどくさかったり頭にきたりするためであり、ほんとうに家
前島です。気がつくと2ヵ月ちかく更新していませんでした。すいません。えー、でタイトルですが、ガガガ文庫の新刊欄を見て盛大にコーヒーを吹いたので、更新してみます。ガガガ文庫の11月の新刊欄に(http://gagaga-lululu.jp/gagaga/)に、此よりは荒野 Guns for Nosferatus1(仮)著/水無神 知宏 イラスト/未定 との記述があります。水無神知宏!同姓同名の別人でなければ、かつて富士見ファンタジア文庫で『戦闘装甲猟兵の哀歌』という作品を発表された方です。名前を見て、速攻で記憶がよみがえってくるぐらい、僕は大好きだった作品で、個人的には『ソリッドファイター』の完全版が出る! 並みのビッグニュース。いや、みなさんの多くは「誰それ」と思っていると思いますので、氏の新刊を待つ間に、皆さんにも本作を紹介したいと思います。『戦闘装甲猟兵』が発表されたのは、1994年。
わたしが、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』という小説をはじめて読んだのは、十九歳のときだった。この小説にでてくるエイハブ船長という登場人物は、『白鯨』を読んだことのない人でも名前を聞いたことがあるくらいに有名であって、それはたとえば、ホールデンとか、トラヴィスとか、そういったたぐいの「架空の有名人」のひとりであった。そして十九歳のわたしは、架空の有名人たちとたくさん知り合いになりたいとおもっていたのだった。 エイハブ船長がどういう人なのか、それを確認したい一心で、わたしは『白鯨』を読み進めた。『白鯨』はまず、古今東西のあらゆる書物から、鯨にかんする記述を徹底的に引用する、文献抄というくだりからはじまる。これが数十頁。「かの海の野獣、神の創造りたまひし、最も魁偉なるもの、大海の潮に遊び」といった引用がつづいていく。あのー、ここ飛ばしていいですか…。今では新訳もあるが、わたしが十九歳のときに入手
わたしのお父さんは、三年くらい前から日本に住んでいて、わたしはずっとサウジアラビアに住んでいたのですが、今年からようやく、いっしょに住めることになり、こちらにひっこしをしてきました。四月からは、日本の小がっ校にかよっています。わたしは二年せいです。おんなの子です。 日本はちょうたのしいところだとおもう。つぶつぶいちごポッキーはおいしいし、でん車の中は冷ぼうがきいててすずしいし、プールで、もがもがもぐぐをするとおもしろいから。友だちは、ななちゃんとまきちゃんです。他にも友だちはいるけど、いちばんなかよしなのはこのふたり。ちなみに、もがもがもぐぐは、ななちゃんのかんがえたあそびで、三人でいっせいにプールにもぐってから、だれかひとりが「起しょう転けつ!」とか、「しゅっ発しん行!」とかのむずかしいことばを水の中でさけんで(なるべくむずかしいことばがよい)、でも水の中だから、「もがもがもぐぐ」としか
読書, めも世界の名著 27 ロック・ヒューム (27)作者: ロック, ヒューム, 大槻春彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1968/01メディア: ?世界の名著に収められているヒュームの『人性論』第一編 知性についてを読了。カントの『純粋理性批判』を読むにあたって、事前に読むべきであろう一冊。そんなわけで、軽くめも。(ちなみに本書のタイトルは人性論であって人生論ではないことに注意。原著のタイトルは『A Treatise of Human Nature』だから、人生論だとトンデモな訳になる。ちなみに自分は最近まで「人生論」だと思っていました笑) *** で、この論文に何が書かれているのかを、大雑把に一言で言ってしまえば原因と結果の関係、つまりは因果関係について、である。学問的なことだけに限らず、人間は日常生活のことに関しても、いろいろと因果関係を探る傾向があるわけだけど、なんで
いやあ、すごいもんみたなあ。すごいすごい。 もうたくさんあちこちで語られている「ダークナイト」である。今日は映画感想。 熱狂的に支持される一方で、けっこう私の友人知人の間では不評であったりする。たしかにこの作品、欠点が山ほどあるし、この映画の米興行成績がスターウォーズを抜いて、タイタニックにまで迫るというのも不思議だ。有名ブロガーのたけくまさんは「隙がない」とおっしゃっていたが、いやあけっこう隙だらけだと思う。 まずアクションの撮りかたが下手だ。いまいちアクションシーンでなにが起きてるのかわからなくなかったり、レーティングの問題を気にしたのか、直接的な残虐さを必要以上に隠していたように見える。そのぶん爆破はよかったが。暴力グルメも納得の味とはちょっと言いにくい。 さらに物語の横軸を司るヒロインのレイチェルを演じたマギー・ギレンホールがちょっと……。主人公と、熱血検事役のエッカート両方から愛
久々のエントリです。ちょうど色々ひと段落して、同人誌の作業も今は特に無しと言うところです。DTPどうするんだ。それさえクリアすれば、結構中身は充実しているのではないでしょうか。と思ってPLANETS5号読んで愕然。スゲー。これは。それはともかく、毎回金を出して購読している割に全然エントリに書かなかったα-synodosの寄稿記事にちょっとリアクションしたくてエントリ書いてみます。ただ、この性風俗の問題は僕よりも詳しい方が多いので、僕は感想という感じですが。 α-synodos自体は、ポストモダンとネオリベラリズムの問題とか、今生きている僕らを直撃する問題系が多く、かなりスリリングに読ませていただいてます。いや、僕はチキさんと知り合いではないので、太鼓持ちではないですよ。本当に知的な興奮がひどくて、すごくいい雑誌ですよ。「シノドスください」とか言ってる場合じゃないです。それで、今回はそのsy
痛いニュース(ノ∀`):洋画離れ止まらず。興行収入4割減少…“若者の字幕嫌い”などが原因か http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1168502.html 元の2chカキコミとブクマのコメント欄あたりから見える『原因』は以下になるだろうか? 値段の高さ なるほど1800円は高い。しかし、ボクはここ最近で1800円払ったのは「ダークナイト」くらい。先行で見て、終電を逃さず帰れるのが『史上最低の映画館』の名をほしいままにしている新宿バルト9だけだったので渋々。 バルト9が本当に最低なのは未だにチケット売り場とパンフレット/グッズ売り場の混雑を解消しようとしない無反省な姿勢と、前売り券が使用できない事が多いから。「ダークナイト」も前売り券を受け付けてくれなかった。 今月は休日出勤が多くて劇場へはまだ8回しか行けてないが、この週末には見たい映画が4〜5本
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