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進化と生物学に関するsakstyleのブックマーク (15)

  • 「いつか一太刀浴びせねばならぬ」…仮想敵の陣営に潜入した若き研究者が、「カブトを脱ぐ」ハメになった「まさかの気づき」(千葉 聡)

    種の起源や進化、繁殖、生物多様性などについて研究を行う「進化生物学」。気の遠くなるような長大な時間の経過のなかで、今日の多様な生物世界にいたるまでのさまざまな変化を読み解く、興味深い学問です。 そうした「進化生物学」の醍醐味を描いた一連のエッセイ的な作品をご紹介していきましょう。 今回は、混迷する進化学において、古生物の研究から学問の道に入った著者の若き日を振り返ります。後年、師と仰ぐ生態学者・河田雅圭博士との出会いと確執を通して、自らの研究の道のとるべき方向に見出し、さらには人とのコミニケーションにとって大切なことに気づかされるのでした。 黒歴史 今は、高校で生物を選択すると、進化について一通り学ぶ。どの教科書にも、自然選択や遺伝的浮動など、基的な仕組みの解説があり、私たち人間の様々な形質にも、自然選択が働いてきたことが説明されている。世界で最も優れた生物教科書とされ、国際生物学オリン

    「いつか一太刀浴びせねばならぬ」…仮想敵の陣営に潜入した若き研究者が、「カブトを脱ぐ」ハメになった「まさかの気づき」(千葉 聡)
    sakstyle
    sakstyle 2024/04/27
    千葉聡ってもともと古生物学者だったのか/「彗星のように現れた正統派進化学者がいた。若き日の河田雅圭(かわた・まさかど)博士である。」
  • 化学:マンガンを含む抗酸化物質の放射線抵抗性が初期地球での生命誕生を推進した可能性がある | Nature Communications | Nature Portfolio

    ガンマ線に耐性のあるマンガン系抗酸化物質を含む細胞様の構造が原始地球に存在し、これが生命の進化を可能にしたことを示すモデルについて記述した論文が、Nature Communicationsに掲載される。今回の知見は、進化の過程において初期の細胞が放射線損傷に対してどのように防御していたかを明らかにしている。 最初に地球上に出現した細胞は、プロトセル(原始細胞)と呼ばれる。原始細胞は、放射線量が現在よりはるかに高いことが知られている初期地球の過酷な条件下で存在した可能性があると考えられていた。放射線の照射は活性酸素種の産生を誘導し、活性酸素種は生体分子を損傷するが、原始細胞が放射線による破壊に対してどのように防御していたのかは分かっていない。これまでの研究から、高線量のガンマ線に抵抗性を持つDeinococcus radioduransという細菌は、無機ポリリン酸塩(多数のリン酸残基の鎖)と

    化学:マンガンを含む抗酸化物質の放射線抵抗性が初期地球での生命誕生を推進した可能性がある | Nature Communications | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/12/06
    マンガン
  • 「能動的に行動する能力」はいかにして生まれ、進化してきたのか──『行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか』 - 基本読書

    行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか 作者:マイケル・トマセロ白揚社Amazonこの『行為主体性の進化』は、認知科学が専門のマイケル・トマセロによる、「行為主体性」について書かれただ。霊長類や他の哺乳類はアリやハチといった昆虫と比べると「知的」であるようにみえる。しかしその知的さをどのようにはかるべきだろうか。もちろん、これについては行動の複雑さなど無数の尺度が考えられるだろうが、書ではその知的さの違いを「行動の制御」に見出していく一冊だ。 たとえば、アリやミツバチの行動は、それがどれほど複雑であっても個体がすべてをコントロールしているようにはみえない。彼らの行動を主に制御しているのは個体の判断ではなく生物学的機制(バイオロジー)である。一方の霊長類や他の哺乳類は、ある程度は自分のコントロールにおいて、情報に基づく決定を能動的に下しているようにみえる。これに関連して出て

    「能動的に行動する能力」はいかにして生まれ、進化してきたのか──『行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか』 - 基本読書
    sakstyle
    sakstyle 2023/11/10
    トマセロの新刊。爬虫類はイレギュラーに対処できる、哺乳類は計画をたてれる(社会性により獲得したとされる)、ヒトは社会規範に従って行動できる(協働するため)、と。
  • 地球の生命の起源となる物質が発見される

    「地球の最初の生命がどのように現れたのか」という疑問はいまだ解き明かされていない永遠のテーマの1つで、生命の起源に関する理論は123個もあるとされていたり、分子の動きをシミュレートするアルゴリズムで解明が試みられていたりと、さまざまなアプローチが行われています。アメリカにあるラトガーズ大学の研究チームが2023年3月に発表した内容では、地球上の最初の生命にとって動力となる「代謝」の起源がとある物質であると特定し、それが地球上で生命を引き起こした可能性があると示されています。 Design of a minimal di-nickel hydrogenase peptide https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abq1990 Scientists identify substance that may have sparked life on

    地球の生命の起源となる物質が発見される
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    sakstyle 2023/03/15
    代謝の起源となる物質としてニッケル結合ペプチドで実験
  • 極小の「マンション(豪邸)」で迫る生命の起源(藤崎 慎吾)

    私たちの細胞を包んでいる細胞膜は「リン脂質」という分子が2層にぎっしりと並んでできた袋です。もし内部や表面にDNAのような核酸もタンパク質も何もない、ただの膜だったら、水中を漂うシャボン玉のようなものです。ところが、ちょっとした化学反応のしかけをほどこすと、それだけでも勝手に複雑な構造になったり、分裂して子供をつくったりします。前回(〈無生命でも増殖する"人工原始細胞"の誕生〉)はそのことについて、詳しくお話ししました。 最近の研究で、そのリン脂質の膜には、さらに驚くべき性質が秘められているとわかりました。もしかしたら、その性質があったからこそ、生命は誕生したのかもしれません。そして研究に使われた手作りの装置は、約40億年前に始まった「化学進化」の舞台を再現している可能性もあります。一方で、その装置は将来、生物に似たロボットやAI人工知能)をつくるのにも役立てられそうです。 生命は海底の

    極小の「マンション(豪邸)」で迫る生命の起源(藤崎 慎吾)
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    sakstyle 2022/02/28
    リン脂質のベシクルに透過性があることが発見され化学濃縮が可能っぽく、最近「地上」派におされがちの生命起源「海底」派にとって朗報かもという話
  • 白亜紀末の巨大衝突クレーター形成後に、大規模・長寿命の熱水活動が継続

    白亜紀末の巨大衝突クレーター形成後に、大規模・長寿命の熱水活動が継続 ~ 惑星での生命誕生の場に相応しい条件が、クレーターに備わっていた ~ 約6600万年前の白亜紀末、恐竜を含む生物が大絶滅した天体衝突で形成されたクレーター内の変質基盤岩類を分析したところ、クレーター内では活発な熱水活動が衝突後の長期間にわたって継続していたことを突き止めました。研究は、クレーターにおいて大規模な時空における熱水活動の存在を明らかにしただけではなく、地球史の初期にあったと想定される無数の大規模な天体衝突が作り出したクレーターが、生命の起源の場にふさわしい条件を備えていた、という重要な示唆を与えます。この成果は米科学雑誌Science Advancesにて発表されました。 東邦大学理学部の山口耕生准教授、東京大学大学院理学系研究科の後藤和久教授、海洋研究開発機構高知コア研究所の富岡尚敬主任研究員、千葉工業

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    sakstyle 2020/06/03
    「天体衝突起源説」“この結果作り出された、多孔質で流体が通過可能な空間は、微生物の生態系を維持するにはパーフェクトです。”研究グループに後藤和久さんも
  • 天体衝突が海底の熱水活動を誘発? 生命の誕生にも影響した可能性

    今から6600万年前の白亜紀末、現在のユカタン半島北端に衝突した直径十数kmとも推定される天体は、当時の生物の7割以上に及ぶ大量絶滅の原因として有力視されています。この衝突によって形成されたチクシュルーブ・クレーターの研究を通して、天体衝突が生命の誕生に影響していた可能性を示した研究成果が発表されています。 ■チクシュルーブ・クレーターの底では広範囲に渡る熱水活動が100万年ほど続いていたとみられる天体衝突によって熱水活動が誘発された海底の断面図。一部では微生物(microbes)の生存も可能な環境が維持されていた可能性がある(Credit: Victor O. Leshyk)David Kring氏(LPI:アメリカ月惑星研究所)、山口耕生氏(東邦大学)らの研究チームは、2016年にユカタン半島沖合の海底から採取したサンプルを分析した結果、チクシュルーブ・クレーターの海底下において天体衝

    天体衝突が海底の熱水活動を誘発? 生命の誕生にも影響した可能性
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    sakstyle 2020/06/03
    チチュルブ・クレーター内で100万年以上、熱水活動が続いていたことが分かった→生命誕生の際に同じことがあったのでは? 説
  • 『意識の神秘を暴く』を読んだ感想 - neurosciencebook

  • 読書メモ:意識の神秘を暴く(ファインバーグ&マラット 著、鈴木大地訳)…進化的起源から解明される意識の謎 - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    意識の神秘を暴く: 脳と心の生命史 作者:ファインバーグ,トッド・E.,マラット,ジョン・M. 発売日: 2020/04/16 メディア: 単行 『意識の神秘を暴く(Consciousness Demystified)』は、そのタイトルが示すとおり、 意識現象の科学的解明を目指した一冊である。同じ二人の著者による『意識の進化的起源(Ancient Origins of Consciousness)』(2017年、勁草書房)という大著(A5判で350ページ超)が出ており、書はそのダイジェスト版(+α)といった位置づけとなっている。 訳者は、前著に引き続き、進化発生生物学を専門とし、意識の科学と哲学への造詣も深い鈴木大地氏。訳文は非常に丁寧で読みやすく、かつ編集にも心を砕かれており(用語集への参照など)、翻訳書のつくり方にもお手にすべき点が多い*1。 *** 書はどうやって「意識を神秘

    読書メモ:意識の神秘を暴く(ファインバーグ&マラット 著、鈴木大地訳)…進化的起源から解明される意識の謎 - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
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    sakstyle 2020/05/17
    “動物群ごとに異なる神経系の仕組みでそれらが実現されているということ、つまり「同じ形質の収斂進化」、あるいは「多重実現可能性」(p.68)として意識の獲得が捉えられている”
  • 産総研:生命のもととなる可能性のある有機物の合成反応を実証

    発表・掲載日:2020/03/03 生命のもととなる可能性のある有機物の合成反応を実証 -生命誕生の解明へのブレークスルー- ポイント 原始地球にあった鉱物を触媒として、水素と二酸化炭素から多様な有機物が合成できることを発見 水素、二酸化炭素、鉱物が豊富にある熱水噴出孔で、初期生命の元となる有機物ができた仮説を支持 今回の反応機構による新しい二酸化炭素還元反応への展開も期待 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【鈴木 馨 研究部門長】環境生物機能開発研究グループ 五十嵐 健輔 研究員、生物資源情報基盤研究グループ Nobu Masaru Konishi 研究員、生命工学領域【松岡 克典 領域長】鎌形 洋一 領域長補佐は、デュッセルドルフ大学、ストラスブール大学、マックスプランク石炭化学研究所、シャリテ・ベルリン医科大学と共同

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    sakstyle 2020/03/04
    「3種類の天然鉱物(グライガイトFe3S4、マグネタイトFe3O4、アワルイトNi3Fe)が、いずれもH2によるCO2の還元反応の触媒となり、有機物を合成できることを実験室での実験により明らかにした」
  • なぜ私たちは「このような形」なのか…進化発生学でわかる進化の謎(倉谷 滋)

    たくさんの生物がいる不思議 世界には、なぜこれほどさまざまな生物がいるのだろう。生物進化の考えがなかった頃から人間は動植物の多様な姿に目を見張り、その経験をもとに自然観を醸成させてきた。 我々の自然に対する感性も、自然観の変遷の歴史と、それを突き動かしてきた学問の流れの中に位置している。 多様性が進化の産物だということは誰もが認めている。が、それははたしてどのような経緯だったのだろう。原始的な単細胞生物が集まって多細胞となったとしても、それだけで動物の形ができるわけではない。 タイプにしたがって細胞が整然と配列し、それによって動物の体がメリハリのついたパターンを備えるには、大きな進化のステップをいくつか経る必要があった。 生物学がこれだけ発展した現在でも、生物進化の機構がすっかり解明されているわけではない。ダーウィンの自然選択説や、木村資生の中立説で説明できることも多いが、それで生物進化の

    なぜ私たちは「このような形」なのか…進化発生学でわかる進化の謎(倉谷 滋)
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    sakstyle 2019/03/13
    倉谷滋新刊の序文。比較形態学・比較発生学から進化発生学へ。ボディプランの進化。反復モデルを越えて。
  • 『タコの心身問題』『イカの心を探る』『ふらんけんフラン』で頭足類の「心」を考える

    ヒト以外の存在について、「賢い」という言葉を使う際は注意したい。なぜなら、そこに擬人化の罠が潜んでいるから。「賢い」とは何か、「知性」とはどんな意味かを吟味したうえで使う必要がある。 擬人化の罠 「擬人化の罠」とは、動物を観察する際、人に似た属性の有無を探し、人の基準で行動を評価すること。たとえ人に似た行動をしても、その行動を生んだ根源的なメカニズムまでが人と同じとは限らない。なぜなら、それぞれ異なる身体と神経系をもち、それぞれ異なる生息環境で生きているため、同じ行動原理であると考えるほうに無理がある。 擬人化に偏って仮説を構築しようとすると、検証できる範囲が限定されてしまう。実験で上手に芸ができるから、「賢い」とする研究は、その動物と人との距離において、知的か否かを測ろうとする考えが裏側にある(あらゆる動物の最上位に人を据えた宗教の影響やね)。したがって、動物の「知性」とは、その動物にと

    『タコの心身問題』『イカの心を探る』『ふらんけんフラン』で頭足類の「心」を考える
    sakstyle
    sakstyle 2019/01/23
    タコの大規模ニューロン、イカの社会性
  •  「オーストラリアの荒野によみがえる原始生命」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    オーストラリアの荒野によみがえる原始生命 共立スマートセレクション 作者: 杉谷健一郎,掛川武出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2016/11/24メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 書は共立スマートセレクションシリーズの一冊.著者自身による最初期の生命にかかる微化石発見物語がその背景の地球史的な解説とともに語られている. 冒頭「はじめに」では「世界最古の化石」というテーマがいかにリサーチャーにとってフラストレイティングなのかが(愚痴とともに)語られる.最古の化石となると,当然25億年以上前の単細胞生物のそれになり,小さくてはっきりせず解釈は難しい.そして論文にすると「当にそうなのか」という懐疑的なコメントが査読者から徹底的に浴びせかけられ,挙げ句の果てにリジェクトされるのだ.(著者はここで「その分野の大御所とその弟子ならいざ知らず」と書いていて,その不満の深さを

     「オーストラリアの荒野によみがえる原始生命」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2018/01/23
    “最初期の生命にかかる微化石発見物語がその背景の地球史的な解説とともに”
  • カエル、恐竜絶滅後に「爆発的」増加 最新研究

    繁殖期を迎えたカエル。独ライプツィヒの池で(2014年4月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/DPA / SEBASTIAN WILLNOW 【7月4日 AFP】数千万年前に恐竜を絶滅させた巨大小惑星の衝突が、地球上にカエルが集団繁殖地(コロニー)を形成するための余地を作り出したとする研究論文が3日、発表された。カエルがどのようにして世界で最も多様な脊椎動物の一つとなったかを明らかにする研究結果だという。 米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文によると、10種のカエルが約6600万年前の大量絶滅を生き延びたと考えられるという。この大量絶滅では地球上の生命の約4分の3が消滅したとされている。 大量絶滅を生き延びた10種のうち、3つの主要種のカエルだけが多様化を進め、地球上で生息地を拡大し続けた。存在が知られているカエルは現在、約6700種に上る。現生種のカエルの88%では、これらの

    カエル、恐竜絶滅後に「爆発的」増加 最新研究
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    sakstyle 2017/07/05
    カエルは2億年前から存在し、従来、一定のペースで種が増えたと思われていたが違った。中国と米国の研究チーム。分子系統学+化石記録で時期特定
  • 約40億年前の地球最古の化石を発見、異論も

    地球最古の化石と考えられる、鉄分を豊富に含む管状構造物の顕微鏡写真。(PHOTOGRAPH COURTESY MATTHEW DODD) カナダのケベック州北部で採集された結晶の中から見つかった管状の微小な構造物が、37億7000万~42億8000万年前の生物由来の化石であることが科学誌「ネイチャー」3月2日号に発表された。これまで最古の生命の痕跡とされたのはグリーンランドで発見された37億年前の微生物の塊だが、英ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(UCL)のドミニク・パピノー氏らの推定が正しいなら、今回の化石はさらに古いものになる。(参考記事:「37億年前の地球最古の化石発見、火星にも存在?」) カナダの微化石は鉄を豊富に含む鉱物からなり、大きさはまつ毛の数分の1ほど。研究チームによると、海底の熱水噴出孔のまわりにいる今の微生物が作る構造物とそっくりだという。 この発見は、生命誕生の主

    約40億年前の地球最古の化石を発見、異論も
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    sakstyle 2017/03/06
    炭素化合物、リン、酸化鉄、規則的な配列から生命だと判断/炭素化合物や規則的配列への評価、年代測定に異論も
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