南海トラフ下、摂氏120度でも微生物が死なないのはなぜ?2022.01.27 21:0010,082 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] 海底のさらに1,200m下、超高温も平気な生物が存在。 2016年、地球深部探査船・ちきゅうによる南海トラフの掘削調査により、海底下に広がる摂氏約120度の環境で微生物の生息地が発見されました。その後の研究で微生物の分析が進み、なぜそんな高温でも生きていられるのか、その答えが徐々に明らかになっています。 代謝率の高さがポイントNature Communicationsに発表された論文によれば、海底微生物の生存を可能にしているのは、その代謝率の高さです。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の海洋地質微生物学者で、上の論文主著者のTina Treude氏によれば、海底の微生物たちは驚くほどアクティブで、高温な環境でもちゃんと生きてい