多くの人が典型的なもの、例えば「リンゴ」を思い浮かべ、味付けにしても同じく、砂糖やミルク、バターなどを思い浮かべるのである。それらを出発点にしてデザートを考えるために、結果として似たようなものになってしまうのだ。 そこで重要なのが、メンバーの多様性だ。例えば、中国の人にとって、「くだものと言えば?」と聞くと「梨」だそうだ。また、日本人にとって「鳥と言えば?」と聞くと、すずめ、カラスという答えが多い。ペンギンやダチョウとは言わないのである。 一方、アメリカ人にとって鳥といえば、コマドリなのである。典型性が異なる人々が集まったチームでは、より多様な出発点でモノを考える。国や文化を超えたメンバーが集まって作るデザートは、より独創的なものになる可能性が高いということができる。 多様な専門性、バックグラウンド、国籍、文化を持っている人がメンバーになるチームは、チームで一つのことを決めたり、一つにまと