「dスクール」でもブレストのツールはアナログ 例えばシリコンバレーの中心に位置し、ヒューレット・パッカードやヤフー、グーグルなどを産んだスタンフォード大学にある、学科横断型プログラム「dスクール」──。イノベーティブなアイデアの創出法を教えるこの世界最高峰のデザインスクールで行われるブレインストーミングは、さぞやハイテク機器満載の環境にちがいないと多くの人は想像するでしょう。 しかし、実際に訪れてみるとイノベーティブなアイデアを生み出すブレインストーミングで、コンピュータやタブレット端末はほとんど使われていません。 以下に掲載する写真をご覧いただければお判りの通り、「dスクール」においても、ブレインストーミングに使われるのは、アナログなホワイトボード、大きなメモ帳、ポストイット、サインペンなどです。 このことが示すのは、現時点ではまだ、人間が生み出すアイデアの奔流に自由についていけるほど、
史上最大の「iPad」である2015年の「iPad Pro」を、より伝統的な9.7インチサイズに縮小して、性能を強化したカメラとスクリーンを加えれば、新しい2016年のiPad Proが出来上がる。米国での開始価格は、32GバイトのWi-Fiモデルで599ドルだ。もし筆者が今、新しいタブレットの購入を検討していたら、このiPadを買うだろう。 だが、もし「iPad Air 2」を既に所有しているなら、素晴らしい「Apple Pencil」スタイラス(別売りで99ドル)によって利用できるスケッチ機能が本当に必要にならない限り、購入を見送ると思う。 筆者は今、「Smart Keyboard」を装着した9.7インチiPad Proを膝の上に載せて、この記事を書いている。飛行機の中でだ。このキーボードは快適である。バックライトは非搭載だが、指を触れただけで、どのキーかが大体分かる。ディスプレイの画
進化がめざましいデジタルデバイスやスマートフォンなどで使える新しい健康ツール。最近は、運動、食事、睡眠など、健康をテーマにしたものが増えています。話題の健康ツールは、本当にストレスフリーで毎日使えるものなのか。健康改善に向け、自分の生活をどれほど変えてくれるものなのか。気鋭の人気ITライターが利用者目線で数週間かけて評価するコラム「原 如宏の「話題の健康ツール試し斬り」」では、これまで15の健康ツールの実力を明らかにしてきました。 このまとめ記事では、読者のタイプ別にこれらのツールを紹介していきます。あなたにピッタリの健康ツールを見つけるのにお役立て下さい。 誰かが登録したコースで擬似的な自転車の競走を楽しめるアプリ「Strava(ストラバ) GPS ランニング&サイクリング」を使いながら、急な坂道を果敢に駆け上がる筆者。 健康な毎日を送るために大切なのは、「適度な運動」「バランスの良い食
ホットリンクは8月25日、ソーシャルビッグデータ分析ツール「クチコミ@係長シリーズ」を大幅にバージョンアップしたことを発表した。設定可能な検索ワード数や期間を拡大したほか、リアルタイムに検索結果を反映し、柔軟にカスタマイズできるダッシュボードを搭載した。 クチコミ@係長は、ソーシャルメディアの分析ASPツール。Twitterや主要なブログ、2ちゃんねるなどに日々投稿される口コミ情報、約590億件(8月17日時点)を、リアルタイムに収集・分析できることが特長。ソーシャルメディアとテレビやネットニュースの露出数との相関をみられるクロスメディア分析機能も搭載する。導入企業は、UCCや明星食品など750社を超えるという。最近は自治体や学校、金融機関による導入も増えつつあるそうだ。 今回のバージョンアップでは、1度に検索できる条件数が従来の3条件から10条件に拡大。さらに最大検索可能期間が3カ月から
1年ほど前、サンフランシスコ市に近い我が家の隣家がソーラーパネルを取り付けた。屋根のかなり広い面積にわたってソーラーパネルがずらりと並んでいる。近所を散歩すると、同じようなソーラーパネル付きの屋根を目にすることが増えた。カリフォルニアに住んでいると最近は、「ソーラーパネルのおかげで電気代が下がった」とか「余剰分を電気会社に売っている」といった話をよく耳にする。ソーラーパネルの値段自体も下がってきていて、そろそろ付けてもいいのかもと思うような環境になってきているのだ。 ところが、我が家の場合はまさにその隣家が高くそびえているせいで影になることが多い。しかも、天候が悪いことで知られるサンフランシスコ市に近いので曇った日も多く、木も茂っている。ソーラーパネルの設置コストの方が高くつくのではないか、とか、そのうちソーラーパネルの技術が進歩して元も採れないうちに時代遅れのソーラーパネルだけが屋根に残
前回は、「マーケティングオートメーションに関する業務の自社運用について」というクライアントからよくいただく質問を解説した。今回も同様に、クライアントから受けることの多い質問を取り上げてみたい。 質問 すぐに成果の出る、具体的なキャンペーンシナリオを知っているか? マーケティングオートメーションに関する提案をすると、「ツール導入と同時に実行可能で、かつすぐに成果の上がるシナリオも教えてほしい」という要望をいただくことが多い。 マーケティングオートメーションのツールのなかには、ベストプラクティスと称して“鉄板シナリオ”をテンプレート化したものが既に含まれているとうたうものも存在する。だが実際に導入してみると、テンプレートに沿って自社でシナリオを構築するということが、そう簡単ではないことが分かってくる。 したがって、過去の経験や事例に照らし合わせて、成功する確率の高いシナリオを知っているかどうか
「マーケティングオートメーション」という言葉を耳にしたことがあるだろうか? 米国でここ数年、年率50%以上の拡大を続けているのがマーケティングオートメーション市場だ。市場規模は500億円を超え、関連ベンダーは米国を中心に100社以上だとも言われている。最近では、主要ベンダーがIBMやオラクルなどの大手IT企業に買収されるなどメディアもにぎわせている。 最近注目されているこのマーケティングオートメーションについて、コンセプト、事例、課題・展望などを考察してみたい。 Web経由の資料請求、Eメール配信、キャンペーンの申し込み、ホワイトペーパーのダウンロード、ソーシャルメディア上でのやりとりなど、デジタルマーケティングにおける顧客接点はますます多様化し、複雑化している。 一方で、それらの取り組みすべてを人力で統合管理し、適切なリード発掘・育成をしていくことは至難の技だ。そのような中で見込み顧客と
BtoBのマーケティング活動におけるゴールの1つは、「潜在顧客を営業活動に値するだけの見込み顧客に発展させること」である。とはいえ、対象とすべき潜在顧客のデータがあちこちに散在しており、様々な顧客接点を掛け合わせて育成(ナーチャリング)できないという課題がある。 マーケティングオートメーション(MA)ツールを活用すれば、あちこちに散らばった顧客データを統合し、ナーチャリングを効果的に実施することが可能だ。 ここでいうマーケティングとは、広告やWebサイト、電子メール、セミナー、イベントといったBtoBでお馴染みの活動を指す。ともすると、こうした活動から得たデータはアクセスログ解析ツールやメール配信ツール、エクセル形式のデータファイルなどでバラバラに管理されがちだ。 同じ人を複数のツールで管理していると、「セミナーに2回以上参加した人に対してメールを配信したい」といった場合に、人手でデータを
図1●理化学研究所が発表した、STAP細胞論文に関する「調査委員会調査中間報告書」の一部。赤字の部分が、他人の論文のコピーであることが確認された この騒動で一躍注目を浴びたのが、コピー・アンド・ペーストによる文章の流用を発見するツール、いわゆる「コピペ判定ツール」だ。 その一つが、2種類の文書を比較して差分を抽出するツール。インターネットなどでは、Webブラウザー上で使える「difff《デュフフ》」(図2)が特に話題になった。difffは、生物学の研究者である内藤雄樹氏が開発し、無償で公開したもの。技術的には、UNIXが搭載するファイル比較機能「diff」を利用して差分を検出しているという。 図2●2種類の文章を比較できるネットサービス「difff《デュフフ》」(http://difff.jp/)を用いて、米国立衛生研究所のWebページの文章(左)と、STAP細胞の研究を主導する、理化学研
スマートフォンやタブレットがよりいっそう普及した2013年。ウェブサービスについても、スマホやタブレットに対応しない旧来のサービスはひっそりと終息に向かう一方、ローンチの時点からマルチプラットフォームに対応したサービスが増えており、PCがスマホやタブレットに取って代わられつつあるのと並行して、ウェブサービスも世代交代の時期を迎えつつある印象だ。 その一方、ウェブ版のみの対応ながら、独自色の強さで根強い支持を集めているサービスも数多く存在する。マルチプラットフォームに対応するか、あるいは強みを打ち出してウェブ版だけで生き残りを図るか、対応は両極端に分かれつつある印象だ。 本稿では、本誌連載「ウェブサービスレビュー」で2013年に紹介したサービスから、計10個のサービスを独断と偏見でセレクトして紹介する。2013年に登場したものばかりではないが、掲載時に反響が大きかったサービスばかりということ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く