が、多数派の日本人は、冒頭で示したとおり、この問題をほとんど忘れている。 にもかかわらず、どうしてまた蓮舫氏は、日本中の在日外国人や、帰化日本人や、外国生まれの日本人や、二重国籍者や、婚外子や、養子や、離婚者や、その他、心無い人たちに偏見を持たれるかもしれない戸籍をかかえてやっかいな思いをしているたくさんの日本人に要らぬ心理的プレッシャーをもたらし、一部の日本人が牢固として捨てようとしてない純血主義や国籍至上主義や神話的家族主義に勢いを与えるような挙に出たのだろうか。 ご本人の心境は、おそらく、私のような人間の理解を絶したところにあるものなのだろう。心労の深さも、私には想像がつかない。 であるから、一人の人間としての蓮舫代表のこの度の決断に対して、外野からどうこう注文をつけようとは思っていない。 ただ、この状況のこのタイミングで、あえて自らの戸籍に注意を集める挙に出た蓮舫代表の政治的直感の