「懲役5年」「懲役12年」—。中国でスパイ罪に問われた日本人に、続々と判決が言い渡されている。日本の政府機関に雇われた協力者=スパイだ。隠蔽される「スパイごっこ」の実態を、本日発売の週刊現代でフリージャーナリストの桜坂拳太朗氏が明らかにしている。 妻の極秘面会 2ヵ月に一度、ふたりの男は横浜から神奈川県某所に向かう。彼らにとって憂鬱な日だ。 用意した部屋に女性がやってくる。沈痛な面持ちの女性を前に、50代の男がメモを見ながら話す。 「旦那さまは特別注文で、食べたいものを食べているそうです。肉や魚、野菜をバランスよく食べて、食事については不自由ないそうです。ビタミン剤も飲んでいます。インスタントコーヒーも飲めるし、バターやジャムも買っているようですよ」 ふたりの男は関東公安調査局・横浜公安調査事務所の調査官。相対する女性は2015年5月、中国に拘束されたM氏(57歳)の妻だ。 調査官たちは、
皆さんがこのメールをご覧になっている時、私は既にボストンで借りたアパートに入居し、そろそろ時差が治るところでしょう。今年前半は中国に居た時間が長かったのですが、後半は米国に居る時間を増やそうと思います。 今年は米中の動きから目を離せない年です。経済も政治も基本的に米中の競争と協力によって結果が生まれる時代で米国一極時代と違うのはその結果の予想が難しいことです。 朝鮮半島で起きたことはまさに米中協力によるものでした。以前も触れたように、昨年のトランプ訪中の際に既に米朝の接触が始まっていたのです。その交渉の過程で見せた北朝鮮のミサイル発射はまさに交渉術であり、米中の協調制裁はまさにそれに対する反論でした。 国内政治に利用することしか考えない日本政府と違って、朝鮮半島で戦争を起こさない決意は中国と韓国にあります。当然、北朝鮮も戦争の結果を誰よりもよく知っているはずです。米国も戦闘に勝てるのですが
矛盾は美しくない by 森 哲夫 (05/22) 矛盾は美しくない by 森 哲夫 (05/22) トランプ氏のマーケティング / 宋メールの今後 by 水戸のご隠居 (02/09) トランプ氏のマーケティング / 宋メールの今後 by 三鬼 雷多 (01/31) 三流の政治がもたらす二流の経済 by gh (01/15) 1963年6月中国山東省生まれ。 85年に留学で来日し、92年にソフトブレーンを創業。2005年に東証1部上場を果たし成人後に来日した外国人初のケースとなる。 2006年にソフトブレーンの取締役を辞任し、現在コンサルタントや評論家として北京と東京を行き来する。 この質問は日本の方々によくされます。私の答えはいつも同じです。「どうも思わないのです。」 誤魔化しているわけではありません。共産党大会の開幕にも閉幕にも興味がありません。政府系のマスコミは共産党大会のあれこれを報
中国のインターネット産業は同国の若者にとって憧れの花形産業だ。そのトップに立つのが「バイドゥ」(Baidu、百度)のB、「Alibaba、アリババ」(阿里巴巴)のA、「テンセント」(Tencent、騰訊)のTの頭文字をとった「BAT」3社……だった。 バイドゥは北京に本社がありサービスの柱は検索サイト、アリババは上海の隣、浙江省の杭州に本社があり、サービス柱はECサイト、テンセントは香港の隣の広東省深センに本社のあるSNSがサービスの柱となっている企業だ。 3つの異なる地域で、3つの業種のネット企業が中国を舞台に覇を争った「ネット三国時代」という状況だった。 そのバランスが大きく崩れつつある。 バイドゥが大きく落ちて、アリババとテンセントの2強状態となっている。あるいは、バイドゥに追いつきつつあるECサイトの「京東」(JD、ジンドン)を加えてBAT+ジンドン、ないしは「華為技術」(Huaw
中国最大のタクシー呼出アプリ Didi Dache(嘀嘀打車)と Kuaidi Dache(快的打車)は、両社が合併し、中国最大のタクシーアプリ会社となることを確認した。両者は合併後も、双方のブランドとオペレーション、人事の状態については、現状を継続するとしている。両者の Didi CEO Cheng Wei(程維)と Kuaidi CEO Lu Chuanwei(呂伝偉)は、共同CEO として連結会社の経営にあたる。 中国のタクシーアプリ市場は2013年からブームとなり、新しいスタートアップ数十社が新規参入した。市場シェアの激しい奪い合いの中で、タクシーアプリのスタートアップは、現金ボーナス、モバイルデータ料金プラン、無料のモバイル充電器などを導入、利用客やタクシー運転手を魅了すべく多額を費やしてきた。この激しい競争(そして、高いバーンレート)は、規模の小さい企業の生き残りを難しくした。
中国の民主化を訴えるために北京の天安門広場に集まった学生を当局が武力弾圧した1989年の天安門事件から6月4日で27年を迎えた。中国政府は事件を正当化し、追悼集会や事件に関する言論を抑え込む姿勢を変えていない。 英国から中国への返還以降も一国二制度の元で言論の自由が確保され、毎年、6月4日に大規模な追悼集会が開かれる香港は、天安門事件の記憶を伝えていく上で大きな役割を果たしてきた。だが、香港の「自由」に対する圧力が高まる中で、この地での追悼集会も変容してきている。 2014年には18万人(香港市民支援愛国民主運動連合会の発表)を集めた香港での追悼集会だが、今年の参加者は12万5000人(同)と昨年と比較しても1万人少なく、2010年代で最低となった。主催者とは別に、香港の警察も参加者数を発表したが、今年は2万1800人。この数字は昨年の4万6600人に比べると半分以下で、2014年の9万9
また習近平は政権のトップになってから、徐才厚、郭伯雄といった江沢民政権時代の権力を継承する軍長老を汚職摘発の名目で排除。その一方で、自分のお気に入りの将校を出世させてきた。趙克石や李暁峰、王安竜、苗華、蔡英廷といった面々で、多くが南京軍区出身、特に第31集団軍出身である。第31集団軍は通称アモイ軍とよばれ、習近平が福建、浙江省勤務にあった時代に人脈を築いた。だが、アモイ軍はいわゆるB級(乙類)集団軍。A級(甲類)集団軍よりも格下に見られている。 このA級、B級は革命戦争中の戦績や活躍によって振り分けられている。B級集団軍出身者は解放軍内部的には“弱い格下部隊出身”という目で見られがちである。軍権掌握のために自分と仲のよい将校を出世させるやり方は、中国の指導者では当然の手法であるが、習近平の場合、“実力不足の将校がコネで出世”した感が丸出しで、軍内では不満のムードが蔓延している。商品紹介記事
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