脂肪肝を放置すると、肝硬変や肝がんになる可能性があります。甘く見てはいけません。(©pejo -123rf) ミドル以上の多くが気にする「脂肪肝」。今や、日本人の3人に1人が脂肪肝だといわれています。会社の健康診断の結果で、真っ先に肝機能のデータを見るという方も少なくないでしょう。 脂肪肝とは肝臓(肝細胞)に脂肪(特に中性脂肪)が蓄積した状態を指します。つまり、食べすぎなどにより「肝臓に取り込まれる脂肪」が、肝臓から出ていく「使う脂肪」より多いと、使われなかった分が肝臓に蓄積するわけです。 脂肪肝を放置すると、炎症を起こしたり、線維化(*1)が進んで肝臓が硬くなるなどして、肝硬変や肝がんになる可能性があります。脂肪肝を甘く見てはいけません。