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燃え尽きたエナジーは灰になっている つまり、ウツもバーンアウトも、どちらもストレスが原因で起こる症状だが、そこに至るまでのプロセスと、発症後の対処策が全く異なる。 ウツが自分の置かれた状況や、遭遇した困難にうまく対処できず陥る状態であるのに対し、バーンアウトはいわば過剰適応。 高い目標設定を成し遂げようと踏ん張り、いかなる試練にも真っ向勝負で立ち向かい、ひたむきに頑張り続けた結果、“尽きる”。 燃え尽きる、という言葉通り、正真正銘、燃え尽きた結果なのだ。 バーンアウト症候群に陥った人は、休息をとり、体力が少しでも回復すると、再び、厳しい環境に果敢に挑もうとする。 「今度こそは、うまくやらなきゃ」 と、それまで以上に躍起になる。 が、どんなに頑張ったところで、エナジーは燃え尽き、灰になっているので戻ってくることはない。熱い思いとは裏腹に、それまで対処できていたこともできなくなり、ますます心身
認知症が進んだ人とでも、心の通ったコミュニケーションができる「バリデーション」という対話法が、今、注目を集めている。相手に共感することで、認知症の人の自尊心を回復させ、不安を軽減させるという。関西福祉科学大学社会福祉学科教授の都村尚子さんへの取材を基に、バリデーションとは何か、2回にわたり解説する。 バリデーションの基本は「正す」ではなく「認める」 認知症が進んで、自宅にいるのに「おうちに帰りたい」と言い出す母親。これに対し、家族や介護者がしてしまいがちな返答は「何言っているの? ここがお母さんのおうちでしょう」とか「帰るところなんてないでしょう」といった、正しいことを認めさせようとするもの。 「見当識(けんとうしき)といって日時や場所、周囲の人と自分との関係など現実を認識する力が衰えた母親に対し、『ここがお母さんの家で、帰るところなんてないでしょう』と正しいことを言って認めさせようしても
疲労の予防・改善に本当に効く飲み物、食べ物、サプリメントは? 2016/7/8 塚越小枝子=フリーライター たまった疲労を回復する手段は「睡眠」しかない(第2回「寝てもとれない疲れの原因は『いびき』だった!」参照)。しかし、食事や環境など生活の工夫で、できるだけ疲れにくくしたり、疲れの回復を助けたりすることはできる。一方で、私たちが疲れたときに頼りたくなる「栄養ドリンク」などが、むしろ疲れのもとになることも! 本当に効果的な疲労の予防・解消法とは何か? 東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身さんによる疲れ改善に関するアドバイスを2回にわたってお届けする。まずは「食」編。 疲れにくい人になるためにとりたい成分 ■抗酸化成分はこまめにとる 疲労の原因に活性酸素による酸化ストレス、いわば「体のサビ」が大きく関わっていることは、すでにお伝えした通り(第1回「明らかになった疲労の正体!肉体疲労と頭の
1日4000㎎以上を推奨、多すぎるぐらいがちょうどいい 2014/12/26 松倉知之=松倉クリニック&メディカルスパ院長・医師 市販のサプリメントで1日4000㎎をとるには B群を食事からとるには、玄米、豚肉、卵、カツオやマグロ、レバー類などがお薦めです。しかし、より多くの成分を効率的にとって、活力を高めたいというときにはサプリメントが役立ちます。 私は、ビタミンB群を1日4000㎎摂取することを勧めており、クリニックでは医療用の高濃度なサプリを処方しています。市販のサプリメントを活用する場合、インターネットなどで簡単に購入できる「B-100」と呼ばれるサプリメントであれば、1粒でB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6を合わせて500㎎ほど摂取できます。8粒程度を1日2~4回ぐらいにわけて取るといいでしょう。国内メーカーの市販品はこれよりも成分量は少なくなりますが、飲むことによって不
【睡眠・休息】“まとめ休み”より“こまめな休息” (3)寝る前1時間は脳を興奮させない 疲労を回復させるには、睡眠・休息をとることが基本。毎日質の良い睡眠をとって、1日の疲れは1日ごとにリセットするのが健全な状態だ。問題は、疲れが翌日まで残ること。これには自律神経のはたらきが関係している。 自律神経には交感神経と副交感神経があり、日中は脳を興奮させる「交感神経」が優位に、夜はリラックスさせる「副交感神経」が優位になる。しかし、強いストレスを感じていると自律神経のバランスが不安定になり、夜になっても交感神経のはたらきが下がらないままになってしまう。こうなると脳が興奮したまま、なかなか寝付けなかったり、浅く質の悪い睡眠となったりして、疲れが十分に回復できないという悪循環に陥る。 「こうした自律神経の活動低下は、疲労感や睡眠、抑うつと関連していることが明らかになっています」(倉恒さん) 自律神経
会社組織の変化から、「男らしさ」の呪縛に苦しめられている男性たちの現状を伝えた前2回。最終回の本稿では、海原さんが考えるストレスからの脱し方、そして心身症の予防法をお聞きした。 人は誰でも回復力《レジリエンス》を持っている ――海原先生へのインタビューの第1回「『男らしさ』に追いつめられる男性が増加中!?」の中で、働き盛りの40~50代の男性が直面している深刻なストレスについてうかがいました。こうしたストレスに対し、心がけるべき予防策はありますか。 ストレス解消法といわれる方法はいろいろありますが、一過性の解消法に頼るのではなく、自分の人生を根本的に考えなければいけないと思います。女性は「自分らしい生き方」についてずっと考えてきましたが、男性は生き方というよりも「仕事の成功」に重きを置いてきましたから、特にその必要があると思います。 ストレスなどから回復する力のことを心理学用語で「レジリエ
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