6月末の金曜の夕方、近くのショッピングセンターへ食料品や日用品の買い出しに出かけたときのことだった。駐車場に車を停めたとたん、スマートフォンの着信音が鳴った。ひとつ上の先輩からの電話だった。出ると、要件はFacebookについてだった。「ねえねえ、今エミさんからメッセージを受け取ったんだけど」と言う。 「不審なFacebookメッセージが来た」という連絡が メッセージの内容を聞いたところ、こうだった。「それがね、近くのコンビニでBitCashカードを何枚か買って欲しいっていうおかしなメッセージなのよ」。だが筆者は最近、先輩にFacebookのメッセージを送った覚えがない。それって…「アカウント乗っ取りだよね。いったん(電話を)切って、キャプチャー送るから」。 そうこうしているうちに、今度は別の友人からTwitterのダイレクトメッセージがスマートフォンに舞い込んだ。「青木さんのFacebo