東川 広伸 自創経営センター所長 1969年大阪府生まれ。大阪産業大学を中退し、電気設備工事会社に勤務した後、リクルートの代理店に入社。その後、化粧品会社やインテリア商社勤務を経て、2004年に自創経営センターを設立、所長に就任 この著者の記事を見る
先週は、会議進行スキルの自己診断をしていただきました。多くの方が、これまで定石とされていた会議進行の手法が、合意形成に役立たないどころか、その障害になっていることにお気づきになったのではないでしょうか(前回はこちら)。 今回は、1時間で必ず合意できる会議進行を実現するための、以下の4つの質問スキルをマスターいただきます。一緒に体得していきましょう。セルフ・トレーニングの道具として、今回は付箋をご用意ください。 その1:「拡大質問」で異論・反論を吐き出させる 最初は、異論や懸念を洗い上げるための拡大質問のスキルです。拡大質問とは、さまざまな答えが出やすい、答えが拡散、拡大しやすい質問のことです。 例えば、「この意見についてどのように思いますか」、「この原案に対して、自由に思ったことを発言してください」というような質問です。くれぐれも、会議の冒頭でやってください。会議の中盤や終盤でこの質問をし
伊藤氏は『伊藤Pのモヤモヤ仕事術』(集英社新書)の中で、「上に立つものは媒介者であれ」と書いている。プロデューサーとは、番組の中に自分が自分がと“我”をにじませることではなく、タレントとスタッフの力を最大限引き出せればいいとしている。「モヤさま」では、「さまぁ~ずをどう生かすか」ということだという。 「モヤさま」は、北新宿や新井薬師前といったテレビ番組ではあまり取り上げられることのない街、ハワイや日光などの有名な街のあまり知られていない場所を歩きながら、地元の人や街にある変わった店、スポットなど、3人が“モヤモヤする”ことにツッコミを入れながらブラブラする番組。「街をぶらぶら歩く」ことだけが決まっており、中身は出演者任せ。だからこそ、いかに「気持ちよく現場で活躍してもらう」かがカギを握っているようだ。 ――「モヤさま」はどのように撮影しているのですか。 大まかな場所と、どこに行くかはあらか
この連載では、「ダメに見せない説明術」を扱っている。前回までは、六つ目のダメ説明である「理解が浅い、内容が陳腐、質問されると沈黙」をテーマに取り上げた。10のダメ説明は以下の通りである。 「10のダメ説明」 長い、細かい、テンポ悪すぎ 論点不明、主旨不明、結論なし 抽象的、具体的でない、表面的 理由がない、何故?が満載、説明が不足 独りよがり、自分視点、自己中心 遅い、ぎりぎり、時間なし 理解が浅い、内容が陳腐、質問されると沈黙 先を読まない、場当たり的、その場しのぎ 思想がない、考えがない、自分がない 反論する、否定する、対立する 今回から、八つ目の「先を読まない、場当たり的、その場しのぎ」をテーマとする。 将来を推測せず短絡的な判断を繰り返していると窮地に陥る 筆者の指導する説明術において「先を読まない」とは、「将来に向けて起こりそうなことを予想しない」という行動特性を指す。筆者の経験
日常的に上司・同僚とうまくいかない、どうもカラ回りする、人脈が築けない、気がついたら自分を追い込んでしまう──そんな人にありがちなのが「自分に閉じて問題を抱えてしまう」癖。この癖があると状況が好転しないまま、「周りは分かってくれない」と不平を抱える状態に陥りがちだ。そして、そうした事態を招く原因が自分の中にある誤った思いこみや固定観念だということになかなか気づけない。 そこで、これまで2000人以上に問題解決手法を教えてきたTOC(制約条件の理論)コンサルタントが、状況を好転させる物事の見方、そして上司や先輩社員の動かし方を伝授する。 まず「自分に閉じてしまう人」がなぜ状況を好転させられないのかを指摘。次に、「相手の身になって考えられる」ようになるために、上司や周囲の行動を予測するコツと、対人関係のジレンマを図解して「見える化」する方法を学ぶ。 そして最後に、改革や改善に上司や先輩社員をう
前3回まで、岸勇希さんが展開される「コミュニケーション・デザイン」の手法をうかがってきました。そんな岸さんには、失敗例も聞いてみたいのですが。 岸:こんな言い方をするのは、謙虚じゃなく聞こえると思いますが、キャンペーンに限定すれば致命的な失敗は、ほぼないと思っています。競合プレゼンでは、少なくともここ3年は無敗です。最近正直、負け方が分からないんです。 さらっと明るく強気に。 岸 勇希(きし・ゆうき):電通CDCクリエーティブ・ディレクター/次世代コミュニケーション開発部専任部長。東京大学講師(2011-2012)。 1977年、名古屋市生まれ。東海大学海洋学部水産学科卒業。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修了。2004年、電通に入社。中部支社雑誌部、メディア・マーケティング局を経て、06年10月より東京本社インタラクティブ・コミュニケーション局クリエーティブ室へ。08年より現職。 広告
BizCOLLEGE PREMIUM特別セミナー「イノベーターと学ぶ“新しい仕事術”」第一日目、東京学芸大学客員教授の藤原和博氏によるセッション「夢を生み出すものの考え方」を開催した。初の民間校長として、東京都杉並区立和田中学校の入学者数、成績を大幅に押し上げた実績を持つ。成熟社会においては、これまでまかり通ってきた「正解主義」から情報編集力が求められる「修正主義」への転換が必要だと説く藤原氏は、ワークショップを交えながら「情報編集脳のあり方」「自分プレゼンテーション術」「人生観を変える」方法を指南した。(作成:BizCOLLEGE PREMIUM) 成熟社会に必要な「情報処理力」と「情報編集力」の使い分け 「20世紀は『成長社会』だったが、21世紀はすでに『成熟社会』に入っている事実を理解してほしい」 藤原氏は講演の冒頭、聴衆に向かってこう語りかけた。成長社会では、皆の正解が一致するのが
結局、締め切り前3日間、力業で難題を処理 普通はきっとこうなる。効率を重視するように訓練されたあなたは、ちょっと考えたり調べたりしても答の出る保証のない難題は後回しにする。難題をTo Do Listに掲載しても、優先度では緊急案件の下にくる。緊急案件を1つ処理しても、また次の緊急案件がくる。結果的に難題の優先順位は上がらないまま締め切りが迫ってくる。 最後の1週間を残す週末あたりになって、あなたは憂鬱になりながら、観念して難題について考え始める。だが、考えあぐねる。結局、迷うことも許されなくなった最後の3日間で、力業で片づける。栄養剤片手に徹夜をするとか、先輩に泣きつくとか、後輩をこき使うかはともかく、最後のあがきで何とか片づけるわけだ。 かくいう私も数年前までは、難題の処理はいつもそんな感じだった。最後に何とか片づけるのではあるが、やっつけ仕事の観は否めない。締め切りまで1カ月あった猶予
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