この記事の3つのポイント 4大介護(排泄・入浴・食事・運動)はあくまでツール 要介護者の信頼を得て「人対人」の関係を築くのが目的 自分も「人」だ、と思うことで生きる力が生まれる 介護施設に入居されていたお父様の死を、明るく見送ることができたスウェーデン語翻訳者の畑中麻紀さん。どうしてそれが可能になったのかを、NPO法人となりのかいご代表の川内潤さんと、3回にわたって伺ってきました。 第1回では、「よい介護とは、スタッフが要介護者と1対1の人間同士の付き合いをすること。その関係性を築くためのツールが、4大介護(排泄、入浴、食事、運動の介助)」というお話を。 第2回では、「家族が『よい介護』を親にしてもらうためにできること」を。 第3回は、「施設から明るく旅立つために必要なこと」について。 最終回の今回は全体を振り返り、「介護をされる人、する人、見守る人が幸せになれるための要件」を、改めて考え