1945年の終戦から70年が経った。 これだけの月日が経ってもなお、我々は、この戦争に端を発する問題と直面し続けている――慰安婦問題、韓国徴用工訴訟、閣僚による靖国神社参拝の是非…。 そこで、あの戦争がなぜ起こったのかを改めて考える。 今回のテーマは「昭和陸軍のキーパーソンたち」だ。 盧溝橋事件の拡大、南方(東南アジア)への進出――結果論ではあるけれども、日本を悪い方へ導く決断をした男がいた。武藤章だ。彼は当時の状況をどのように判断し、決断したのか。その過程を追う。(司会は森 永輔・日経ビジネス副編集長) (中編はこちら) ここからは、武藤章についてお話をいただければと思います。一般の人はほとんど知らない人物です。しかし、日中戦争が始まり太平洋戦争へと拡大していく過程の節目、節目で大事なことを決めています――盧溝橋事件の拡大、南方(東南アジア)への進出方針。結果論ではあるけれども、彼が下し
スピード感で日本は惨敗、グローバルではやっていけない テラスカイ ダニエルソン氏の辛口日本論から何を学ぶか Force.comベースのシステム開発を手掛けるテラスカイで海外事業を担当するジェイソン・ダニエルソン氏はIT企業で働く傍ら、お笑い芸人として活動している。米国にいる頃にお笑い番組で日本語を学び、日本に来てからは週末にお笑い学校で学び、ITとお笑いの二足のわらじを履くに至った。 同氏のここまでのユニークな経歴は、インタビュー「2年勉強しても日本語を話せなかった悔しさが“お笑い”の原動力に」をご覧いただきたい。ITとお笑いのほか、国際的なビジネスコンペやMBAのビジネススクールに参加するなど、多彩な活動ぶりが分かる。 この記事はインタビューの続編に当たる。「記者の眼」としたのは、ここでダニエルソン氏が語った内容は、日本でITに関わる人間として、さらに日本人として非常に考えさせられるもの
たぶん菅さんは「リーダーの決断」の本質的な意味を、最初からかなり勘違いしていたのかもしれない。 「あの時のさ~、総理大臣って菅直人でしょ? いろいろ周りから批判されて、辞めろ辞めろの大合唱で嫌われたけど、あの時、菅直人が決断をしたから、今があるんだよね。すごいよね~」 なんて具合に、歴史上の人物として語り継がれることを、心から信じていたのだ。 だから、ダメだった──。 退陣を余儀なくされたのは、「決断」に対する認識が、完全に間違っていたのである。 3つのフェーズからなる決断のプロセス ついつい決断というと、「ある一点のタイムポイントで行われるもの」ととらえがちだが、決断とは本来、プロセスである。 米ミシガン大学経営大学院のノエル・M・ティシー教授は、多くの組織のリーダーたちの決断に関する資料を調べたり、リーダーたちにインタビューを重ねて、「リーダーの優れた決断は、準備、判断、実行という3つ
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