「小は大を兼ねる」 九州大学応用力学研究所の大屋裕二教授はそう話して、新たに開発中の風力発電装置を指さす。 風車が3つ、三角形に並んだ見慣れない装置。大きな風車1つで発電するのではなく、小さな風車を3つ並べて、同等の電力量を得るマルチローターシステムと呼ぶ仕組みだ。 小型分散化のメリットの1つが、騒音の軽減。大屋教授は「風車の大型化に伴って問題が深刻化する騒音問題を解決できるのではと期待している」と語る。 騒音問題で進まぬ大型風力の設置 太陽光や地熱発電などと並んで今後の成長が見込まれる再生可能エネルギーの風力発電。2006年から2014年の8年間で総発電容量は2倍に伸びている。 だが、先行する太陽光に比べると風力の総発電容量は9分の1程度とまだまだ小さい。 また、世界的に見てもドイツの3万9165メガワット、スペインの2万2987メガワットに比べ、日本は桁違いに低い2789メガワットにと
とある朝、都内某社にうかがったところ、その会社に勤める知人(A氏とする)にばったり会った。手にはドーナツ型のクッションが。 「いやいや、変なところを見られちゃったなあ」と苦笑するA氏。技術者である彼は最近仕事がとみに忙しく、デスクで長時間作業をしているため、尾てい骨がイスの座面ですれて、かなり痛むのだそう。痛みの緩和のため、ドーナツ型クッションが手放せなくなった、とのことだった。 「座りっぱなしだと、どうしても腰にきますね。ちなみに××(ある疾患名)ではありませんよ」との言葉を残して、A氏は去って行かれた。 ここ数年、ワークスタイル変革に取り組む企業が増え、在宅勤務やモバイルワークのための環境を整えている。また社内の座席をフリーアドレスにして、毎日違った場所で仕事ができるようにしている企業もある。 こうした取り組みが、「場所」に柔軟性を持たせる水平型の型のワークスタイル変革とするならば、「
まずは企業文化やオフィス環境から マイクロソフトが出した答えは、ITを活用した「テレワーク(場所にとらわれない勤務形態)」の実現だった。「ビジネスの中心はクラウド」(田丸氏)という同社ならではの選択だ。 ただし、テレワークを導入した結果、企業としてのパフォーマンスが低下しては本末転倒だ。コスト削減や事業継続性、組織力、ワークライフバランスなどの点でもテレワークが有益かどうかを見極める必要があった。そして最近の取り組みから、これらの点でも「非常に大きなメリットがあることが分かってきた」という。 テレワークを導入する上でマイクロソフトはまず、企業文化やオフィス環境、制度を一から見直した。企業文化の見直しとは例えば、上司の目に映るところで部下が長時間仕事をすることに価値を認めるような古い価値観を捨て去ったり、コミュニケーションにおける「言葉」の重要性を見直したりすること。オフィス環境については、
(第1回『部下に「与える」つもりで「求めた」失敗』から読む) 「自分でやった方が早いよ」。リーダーとは本来「他人を通じてことをなす」のが仕事であるにもかかわらず、新任課長の僕はプレーヤーに逆戻りし、課長失格の烙印を押された。 そして再び課長に登用され、リベンジとばかりに部下育成に熱心になった。しかし、その熱心さが仇となった。部下にダメ出し100連発を何度も続け、部下のスキル(知識・技術)ではなく態度(姿勢・意欲)に直接手を突っ込んだ。部下が嫌がる「心の深い部分」を否定し、無理やり変えようとした。そして部下から怖がられ避けられてしまった。なんということはない。僕は再び課長失格、となってしまったのだ。 僕は悩んでいた。部下の態度を無理やり変えようとすると拒絶される。しかし、そこを変えなくては本当の意味での育成はできない。いったい、僕はどうすればいいのか、と。 上司の指導は部下の主体性を奪う 今
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