第22回 要注意!発達障害ADHDに双極Ⅱ型障害が併存するケース 2023/10/30 五十嵐良雄=精神科医・東京リワーク研究所所長 この患者さんをどう診断したか こうした経緯から当クリニックを受診。まずは、発達障害であるかどうか、検査を行ったところ、成人のADHD(注意欠如・多動性障害)をチェックする検査(ASRS)では6項目中、すべてに当てはまり、精神疾患の国際的な診断基準(DSM5)でもADHDの「不注意と多動が混合する型」に相当したため、ADHDと診断し、ASD傾向があると診断した。
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発達障害の問題を、ライフハック(生活や仕事の質や効率を上げるための工夫や取り組み)で解決しようと提唱する借金玉さん。注意欠如・多動症(ADHD、Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)の診断を受けているが、自閉スペクトラム症(ASD、Autism Spectrum Disorder)的な症状も多分に持ち合わせているという。 なぜ、発達障害のライフハックなのか。子どものころから困惑させられてきた「ちゃんとやりなさい」というフレーズの功罪。自分なりに編み出した整理整頓の工夫。銀行員時代に上司や先輩から学んだこと……。さまざまな経験を経て、発達障害に悩む人たちにエールを送る。 「発達障害の僕らも、成長する」 「年をとるほど、発達障害は楽になる」 「人生を諦めようとしたって、諦められない」 インタビューするのは、自身も発達障害(学習障害)の息子を育てるフリ
不登校と学習障害の深い関係 中邑:文部科学省のなかで、調査をしている部署が違うんですね。不登校は初等中等教育局の「児童生徒課」、学習障害だったら「特別支援教育課」といった具合に、別のセクションが担当していて、基本的に縦割りなんです。 別々に調査をしているために、背景がわかりにくくなっているのです。不登校の調査のなかに、学習障害の問題が入っていない。それは「ほかの課」のことだからです。不登校は生徒指導の問題、学習障害は特別支援の問題と、切り分けられています。私は「調査の枠組みを変えよう」と、何度も提言してきたのですが、一朝一夕には変わりません。 不登校と学習障害は、別の事柄として扱われている。 中邑:でも、調べてみれば明らかに関係しているんですよ。不登校の原因がいじめだと思っている人も多いのですが、いじめは必ずしも直接の原因ではありません。文字が書けない、勉強ができない結果として、いじめが起
教育心理支援教室・研究所「ガジュマルつがる」代表 松本敏治氏に聞く(中編) 2022/11/25 黒坂真由子=フリーランス編集者・ライター 丸暗記してアレンジ。英語学習的に日本語を学ぶ 松本:関西にお住まいの特別支援学校の先生が「うちの息子がそうです。中学3年生になる息子のかずはASDで、ビデオやテレビから日本語を学習してきました」というメールをくださったんです。「家族全員が関西弁をしゃべるのに、かずは標準語しか話しません」というお話でした。それで妻と一緒に、かず君のご自宅にお邪魔してお話をうかがったんです。お母さんが特別支援学校の先生だったこともあり、詳細な育児記録が残っていました。 いつ、どんなことができるようになったか、どんな言葉を話すようになったか、という記録があったんですね。 松本:お母さんが言うには、お姉ちゃんの学習用に買った幼児向けのDVD教材を繰り返して見て、言葉を覚えたと
教育心理支援教室・研究所「ガジュマルつがる」代表 松本敏治氏に聞く(中編) 2022/11/25 黒坂真由子=フリーランス編集者・ライター ASDは、メディアから言語を学ぶ? 松本:それは、ASDの子どもはどうやって言語を学んでいるのか。どうやって共通語を身につけているのか、ということです。 方言は話さないけれど、共通語は話す。なぜ、共通語だと習得できるのか、と。 松本:これに関して僕は「もしかして」という仮説を持っていました。それは「メディアから言語を習得している」というものです。 ASDの子どもが方言を話さない理由について、僕自身は「共同注意と意図理解が苦手だから」ではないかと考えています。 先ほどご説明いただいた、2番目の仮説ですね。 松本:はい。この説に立つと、「メディアから言語を習得している」と考えるのは自然な流れです。 共同注意・意図理解が苦手な人にとって、家族などとのコミュニ
教育心理支援教室・研究所「ガジュマルつがる」代表 松本敏治氏に聞く(中編) 2022/11/25 黒坂真由子=フリーランス編集者・ライター なぜ日本人は、LとRを聞き分けられないか? 松本:小さい子どもというのは、あらゆる国の言語を聞き分けられます。日本人の赤ちゃんでも、英語を浴びるように聞き続ければ、LとRの違いも自然に聞き分けるようになります。 けれど、生まれてからずっと日本語ばかりを聞いていると、生後1年ぐらいたつうちに、日本語で使い分けられる音は識別できるけど、そうでない音――例えば、LとR――は聞き分けられなくなる。 これを「母語耳になる」という方もいます。子どもは、母語をずっと聞き続けることによって、母語に適した耳の聞き取りシステムを確立します。 脳が「無駄を省く」ということですよね。自分が暮らす環境の中で使われない音を認識しなくなるのは、ある種の効率化という気がします。 松本
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借金玉:自己啓発系の本やネットにはたいてい「あれをしろ」「これをしろ」と書いてありますが、僕のように発達障害をもつ人にとっては「何を生活から減らせるか」が重要だと感じます。やることが山積みなのに、「PCのモニターを買い替えなきゃ」「窓も拭かなきゃ」といろんなことが気になり始める。それをどう無視するか。 小鳥遊:無視するスキルですね。私は「現実」のほかに「仮想現実」を作ります。やらなきゃいけないことを本質的になくすのは無理だけど、いまやるタスクを決めたら、仮想現実の中ではシングルタスクだけに没頭する。 借金玉:「シングルタスク」=「タスクに優先順位をつけること」と考えたとき、僕はけっこう人を見て優先順位を決めていますね。編集さんが「そろそろ原稿を……」と怒り始めたときとか(笑)。 小鳥遊:知り合いの社長は、メールはとりあえず放置して、怒られた順に片づけると言っていました(笑)。相手の怒りは「
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