大手住宅メーカーの一条工務店が、戸建ての販売戸数でトップを走ってきた積水ハウスに迫りつつあります。住宅産業新聞が2016年6月に発表したデータでは、積水ハウスの1万4000棟弱に対し、一条工務店は約1万2000棟の2位となっています。
既存住宅の省エネ化を考える際、何から手をつければいいだろうか。松尾設計室の松尾和也さんは、「まずは高効率給湯器に交換すべき」と提案する。その他にも、浴室、シャワーヘッド、窓まわりなど、今すぐにでも実践できる対策はたくさんある。今回は、費用対効果が非常に大きく、原価回収年数が短く済むお得な項目を中心に解説してもらう。
夏休み真っ盛りのなか、子連れの観光客らでにぎわう東京スカイツリー。地上450mの展望施設が売り物だが、地下にも隠れた“名所”がある。議員や行政関係者、エネルギー事業関係者などがこぞって視察に訪れているのは、周辺地域にエネルギーを供給する施設の心臓部だ。地中熱と蓄熱槽を活用し、昨夏は日中の最大使用電力を契約電力の10分の1に抑えた。 昨年5月22日に開業して以来、観光客が引きも切らない東京スカイツリー。1年間に周辺の商業施設や文化施設を含めた街全体に約5080万人が訪れ、国内最大級の観光施設になっている。 観光客だけではない。議員や行政関係者、エネルギー事業関係者など国内外から約2800人がスカイツリー詣でをしているという。お目当ては、地下にあるエネルギー供給施設だ。周辺施設に冷暖房や給湯用の熱を供給する地域熱供給では国内初とされる地中熱を採用している。 25mプール17杯分の熱 地中の温度
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9月14日に政府のエネルギー・環境会議が発表した「革新的エネルギー・環境戦略」は2030年代に原発稼働ゼロを可能とするための様々な戦略が20ページにわたってまとめられている(ただし政府は閣議決定せず参考文書としての扱いとしてとどめた)。同戦略には玉虫色との批判もあるが、最新のITや再生可能エネルギー活用を駆使した省エネ型社会のビジョンを示した点は評価できるのではないだろうか。 HEMS(住宅エネルギー管理システム)やBEMS(建物エネルギー管理システム)、スマートハウス、デマンドレスポンス、次世代自動車――9月14日に政府のエネルギー・環境会議が公表した「革新的エネルギー・環境戦略」には、当コラムでもしばしば取り上げている省エネ・創エネ・蓄エネに関する言葉が、あちこちに登場する。 同戦略では、HEMSやBEMS、スマートハウスなどの最新技術を活用し、2030年までに19%の省エネと10%の
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