米国では2011年以降、年率50%以上の成長を続けるマーケティングオートメーション(MA)市場であるが、今年は国内においても複数のMAツールベンダーが日本市場での本格的な販売を開始し、大きな注目を集めている。 本連載では以前から、MAのコンセプトについて解説してきた。いよいよ日本においても取り組みが本格化することを踏まえ、より実践的な内容に踏み込んでいく。今回は改めて「MAとは何か?」を振り返りながら、成功のポイントがどこにあるかを解説していきたい。 リードを生むだけでは売り上げは増えない まずは少しおさらいをしておこう。本連載の「第1回 マーケティングの自動化で売り上げを最大化する」でも述べた通り、マーケティング活動(特にB2B)の目的の1つは、「潜在顧客を営業活動に値するだけの見込み顧客に発展させること」である。 単純な商材を除けば、潜在顧客ごとにニーズや課題、タイミングは異なる。この
強い吸引力は、2次電池の容量を大きくすれば確保できますが、大きな2次電池を使えば質量もサイズも大きくなってしまいます。加えて、同じ容量の2次電池でも、吸引力に電力を割いてしまえば使用時間は短くなってしまいます。さて、どうするか。同社はこの問題を解決することを目的に市場調査を実施しました。顧客に「あなたは1回の掃除に何分かけますか」という質問をしたのです。つまり同社は、1回の掃除にかかる時間だけは、強力な吸引力を発揮するように掃除機を設計しようと考えたわけです。 調査の結果、全体の90%以上が20分以内に1回の掃除を終えていることが分かりました。この結果を基に同社は、20分間は強力な吸引力が衰えずに続く商品を開発し、ヒットを飛ばすことができました。 コンセプトは開発者の思いを優先させて決定し、市場調査はそれを商品仕様に落とし込む時の参考にする。これが「ヒットを飛ばす市場調査の進め方」だと僕は
イノベーションがどのようなものかは概念的には分かったが、どのように起こすのか検討がつかない イノベーションを創造するためには、何よりテーマ設定が重要であると思うが、どのようなテーマが適切なのか分からない イノベーション創出の方法論を身に付けても、そもそものマインドセット、スキルセットが伴っていないので、付け焼刃に終わるのではないか 優れたコンセプトは出せたと感じている。しかし常識をはるかに超えているため、うまく戦略に落とせない イノベーションを起こしたいが、誰に任せればよいのか、任せられる人材がそもそもいるのかどうかが分からない 議論の前提 ここでは、イノベーションの「コンセプトが優れているか」については、既にクリアしているものとして議論する。もし、コンセプト面での悩みがあるならば、前回までの議論を参照してほしい。 では、「コンセプトを戦略に落とす」とはどういうことなのか? そもそも戦略と
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