分析1:自己概念と世界観に基づく「私的論理」 アドラー心理学では、その人固有の思考・認知様式、行動様式をライフスタイルと呼ぶ。そして、ライフスタイルを以下の3つをもとに定義する。 (1)自己概念:私は何者か? 私はどのような存在か? (2)世界観:世の中、社会、周囲の人、大人、男性、女性などをどのような存在ととらえるか? (3)自己理想:(1)(2)に基づく結論 「だから私は○○のように行動しなければならない。行動すればうまくいく」「だから人々は私を○○のように扱わなければならない。扱うべきだ」 アドラー心理学では、ライフスタイルを定義する際に、上記の3点セットで考えることが多い。この基準に照らしてみると、C主任のライフスタイルは以下のようであると推測される。 【C主任のライフスタイル】 (1)自己概念:私はものごとの核心をつかんでいる (2)世界観:会社の同僚、経営者は経営がわかっていな