怒らないマネジメントの初回「『怒るマネジメント』でついてくる部下はいない」では、「怒り」という「感情の暴力」がもたらすデメリット、怒りの原因などについてを、前回「『アイツは人の話を聞いていない!』と部下に怒る前に考えること」では、部下とのコミュニケーションのうえで大切なこと、感情の暴力にならない怒りの伝え方についてお話ししました。最終回の今回は、そもそも怒らないようにするための「体質改善」の方法と、怒ってしまいそうな時、怒ってしまった時にできる「対症療法」についてお話しします。 私はもともとは短気で怒りやすい性格で、かつては部下に対して「怒り」でマネジメントしていたこともあります。しかしそれでは、一時期的な効果はあっても、継続的な成果を得ることはできませんでした。そこで私は、なぜ怒ってしまうのか、どうしたら怒らないで済むのかを、自分なりに考えてきました。その結果、怒らないために重要なのは、