日本の文化にあまり大きな格差をよしとしないということがあり、これが世界で唯一成功した社会主義経済をもたらしたのは、その通りだと思います。 (今の中国と比較すると、その違いは鮮明です。)しかし、そのモデルが通用したのは欧米に追いつけ、追い越せという目標があったからで、実際に追いついたと思った瞬間に破綻してしまったのではないでしょうか? 結果としての少ない格差は、経済の良循環につながりましたが、少ない格差が目的化してしまうと、既得権の囲い込みが始まり、社会に閉塞感が漂い始めたように感じています。(2011/11/11)