たとえば、個人的な意見を根拠として「今の若者はテレビを見ずにYouTubeだけ見ていると思うので、YouTubeに広告を出しましょう」などと主張するのは問題です。この場合には、若者によるテレビとYouTubeの視聴時間の差について調べてみるなど、きちんと事実を提示することが重要です。 ハンガリー出身の作家アゴタ・クリストフが書いた『悪童日記』(早川書房)という作品があります。この作品には、戦時下で食べ物もない大変な状況に置かれた双子の少年が、独学で読み書きを学び、さまざまな訓練をする姿が描かれています。