藤原:バングラデシュでスタートしたe-Educationは、国によって、どんどん形を変えてきたよね。大学受験向けのコンテンツから不登校の生徒向けの学習コンテンツ、学習障害の子供への指導法、差別問題を抱える民族の共生教育の方法。こういう方向に転化できるというのは、僕もすごく勉強になった。 ここからは、もうちょっと本質的な話をしたいと思うんだけど……。 税所:はい。何でしょう。 藤原:あなたたちの活動ね。e-Educationという名前がついている。これって、「名は体を表す」になっているのかな。例えば、パレスチナ自治区・ガザ地区での活動や新たに立ち上げたハンガリー・ロマ共生教育改革ってe-Educationなんだろうか。 税所:確かにDVDやビデオ会議システムを活用した映像授業をしているけれど……。教育をする時に最適な方法を選んだ時、たまたまDVDだったり、ビデオ会議システムだったり、インター