前編では、導入に至る経緯を紹介した後、新しいiMacの高速起動に驚嘆しつつも、起動音の廃止に落胆したところまでを紹介した。後編では、新iMacの処理速度やUSB-C(USB Type-C)ポートの互換性について取り上げる。また、起動音廃止に関して、Apple製品に詳しいITジャーナリストの林信行氏の意見も聞いたので、付加情報として紹介しよう。 鈍行列車と新幹線ほども違う処理速度 ちょっと気が重いのだが、最初に処理速度の話をしておきたい。気が重いと感じているのは、何を行っても「快適」という表現しか思い浮かばず、文章をどのようにまとめたらよいのか迷いがあるからに他ならない。 とにかく、比較対象が9年間使い倒した2008年のMac Proなので、「使い始めての感想は?」と効かれると、何をするにしても「ものすごく快適」の一言で片付いてしまう。あえてもう一言付け加えるなら、「異次元の速度」以外の言葉