エネルギー問題を、家庭に押し付けるな 川口盛之助×山本一郎、日経エレを斬ってみるの巻(5月号◎その2) 川口 家庭での発電は、レーザープリンターやコピー機に似ているんです。コピー機は、すごく長いこと売っているけれど、メンテナンスが必ず発生するでしょう? 紙が詰まったり、故障したりするからですよ。これは、BtoB(企業向けサービス)ならば成り立つ。多くのメンテナンス担当者を用意しても、ペイする規模感だから。 でも、家庭向けではインクジェットプリンターに勝てない。メンテナンス係を派遣するのではなく、壊れたら機器を丸ごと取り替えるという発想の方が効率がいいからですよね。これを太陽光発電や蓄電池でやったときにエネルギーの観点で採算が合うのでしょうか。新品と交換するわけですから。「壊れたから、また新しいのが売れてよかったね」というのは、産業振興的にはいいのかもしれないけれど、話がおかしい。大きなビル
河合 薫 健康社会学者(Ph.D.) 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。 この著者の記事を見る
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