発売初年の新製品比率の目標は売り上げの10%、4年以内に発売した製品で35%です。この数字は、新製品を次々に出す米スリーエムなどをベンチマークにして算出した数字です。 目標の達成は容易ではありません。最高益を出し続けているとはいえ、年々この比率が下がっています。前期は、1年前の新製品比率は5.1%(前の期比0.2ポイント減)、4年以内で15.3%(同2.7ポイント減)と目標に届いていません。この現状に危機感を覚えます。 「過去への安住は企業の活力を削ぐ」 いろいろなヒット商品を世に送り出してきましたが、胡坐をかいてはいけません。過去への安住は、企業の活力を削ぐ危険をはらみます。今一度、この目標数値を達成するために、今期からアイデア創出の専門部隊を新たに設立しました。 毎月のアイデア会議で各部署から新製品や業務改善の提案が送られてきますが、そのアイデアを製品というカタチにしていくための専門部