そして、どうやっても働く場が得られなくて、命を絶つ人が後を絶たない現実にショックを受けた。 「生活保護が受けられれば、とりあえずは暮らしていける。なのに、どうしても働きたい、って必死に仕事を探すんだよ。仕事ができないっていうのは、『お前は生きている意味がない』って、社会から言われているような気持ちにさせるんだよね」 知人はこう語った。 厚生労働省は、昨日、生活保護を受けている人の自殺率が、10万人当たり55.7人で、全国平均の約2.2倍だったと発表した。2009年は10万人当たり62.4人、2008年も54.8人で、いずれも全国平均の2倍以上だった。 自殺に至るには、複数の要因が重なっていることが多い。生活保護を受けて、とりあえず生活できたとしても、経済的不安や将来への不安は重くのしかかることだろう。社会的に孤立することも関係しているかもしれない。そして、「働けない」ことも、最後の決断の大
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