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河合薫と障害者に関するquelo4のブックマーク (4)

  • 障害者を傷つける、私たちの「感動ポルノ」の刃

    障害者だけの問題ではない 障害学(disability studies) ――。 これは、1982年にアーヴィング・ケネス・ゾラたちによってアメリカで創始された学問で、その後イギリスでもマイケル・オリバーを中心として大きく発展し、日では2000年代に入ってから、徐々に広められている。 私の専門の健康社会学は、個人と環境の関わりにスポットをあて、健康(単に病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態)について考える学問だが、障害学も同じように社会モデルに基づく。 つまり、障害学とは、従来の医療モデルが「障害そのもの」にスポットを当てるのとは異なり、「障害を生み出す社会について考える」学問である。 先日、日における障害学の第一人者である、東京大学先端科学技術センターの福島 智教授のお話を聞く機会があった(教授は、3歳で

    障害者を傷つける、私たちの「感動ポルノ」の刃
    quelo4
    quelo4 2016/08/03
    福島教授はこう訴える。要するに、障害者(=身体に障害がある人)という概念は、「正当に働けない人を見分けるためのものでしかない」。何が普通で、何が普通じゃないのか。何が障害で、何が障害じゃないのか
  • 障害者を傷つける、私たちの「感動ポルノ」の刃

    「感動ポルノ」という刃 これは、ステラさんが、2014年6月に、Ted ×シドニー(プレゼンテーションをテーマにしたカンファレンス)において、「I’m not your inspiration, thank you very much(私はみなさんの感動の対象ではありません。どうぞよろしく)」というタイトルの講演の中で、話したこと。 彼女は世間で流布されている「感動的な障害者」のポスターやエピソードの事例を示し、「感動ポルノ(inspiration porn)」という言葉で社会における“障害者の役目”を説いた。 ・“ポルノ”という言葉を使うのは、ある特定のグループに属する人々を、他のグループの人々の利益のためにモノ扱いしているから。障害者を、非障害者の利益のために消費の対象にしている。 ・健常者が良い気分になれるように、障害者をネガティブな存在としてモノ扱いする。自分の抱えている問題が大し

    障害者を傷つける、私たちの「感動ポルノ」の刃
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    quelo4 2016/08/03
    “ポルノ”という言葉を使うのは、ある特定のグループに属する人々を、他のグループの人々の利益のためにモノ扱いしているから。障害者を、非障害者の利益のために消費の対象にしている
  • 障害者を傷つける、私たちの「感動ポルノ」の刃

    障害者雇用が進む陰で 2013年4月に「障害者雇用率制度」改正され、従業員数50人以上の民間企業では2.0%以上の割合での障害者雇用が義務付けされたことで、民間企業で働く障害者は12年連続で過去最高を更新している(達成企業47.2%:2015年6月1日時点)。 2015年時点で前年より5.1%多い約45万3000人。精神障害者は25.0%増(約3万5000人)、知的障害者は8.4%増(約9万8000人)で、身体障害者の2.4%増(約32万1000人)より伸びが大きい。 そういった状況下で、むごい扱いを受けている障害者数が過去最高を記録したのだ。 「おまえがいなくなれば楽になる」といった暴言は、決して例外的な事例ではない。 「義務だから雇っているだけ」 「何もしなくていいよ」 「トイレ掃除くらいできるだろ?」 「いいな~。来るだけでおカネもらえるんだからな」 などと、上司や同僚から心ない言葉

    障害者を傷つける、私たちの「感動ポルノ」の刃
    quelo4
    quelo4 2016/08/03
    この言葉が、私が自分に向けられている“まなざし”に、気付くきっかけになりました。その生徒が今まで出会った障害者はみな、『感動的な話をする人』という存在だった
  • 衆院厚労委のALS排除に見る日本の深刻な在り様

    「合理的配慮」の真の意味 さて、そんなALS患者の代表として出席した岡部さんの「内なる声」は、私たちの問題にも通じるとても貴重なものだった。 ところが残念なことに多くのメディアは、「参議院の委員会に出席した」という事実と、「障害者や難病患者への合理的配慮に取り組んでほしい」と、岡部さんが訴えたことだけを伝え、深く論じることはなかった。 与野党のすったもんだを「差別だ!」と糾弾する以上に、岡部さんが「何を語ったのか?」を知ることが大切なのに、もったいない話だ。 そもそも、「合理的配慮」という言葉の意味を、どこまでわかっているのだろうか。 「合理的配慮(=reasonable accommodation)」は、障害者だけではなく、LGBT 、女性活用、介護離職、ガン患者など、「今おこっている」さまざまな問題を考える上で極めて重要な概念である。 一見、「わかったつもり」になりやすい言葉だけに、こ

    衆院厚労委のALS排除に見る日本の深刻な在り様
    quelo4
    quelo4 2016/06/03
    (障害者が生きていくには)その人なりのサポートの選択ができることが大事だと考えます。そして、障害者自身も、その能力に合わせた努力が必要です
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