障害者雇用が進む陰で 2013年4月に「障害者雇用率制度」改正され、従業員数50人以上の民間企業では2.0%以上の割合での障害者雇用が義務付けされたことで、民間企業で働く障害者は12年連続で過去最高を更新している(達成企業47.2%:2015年6月1日時点)。 2015年時点で前年より5.1%多い約45万3000人。精神障害者は25.0%増(約3万5000人)、知的障害者は8.4%増(約9万8000人)で、身体障害者の2.4%増(約32万1000人)より伸びが大きい。 そういった状況下で、むごい扱いを受けている障害者数が過去最高を記録したのだ。 「おまえがいなくなれば楽になる」といった暴言は、決して例外的な事例ではない。 「義務だから雇っているだけ」 「何もしなくていいよ」 「トイレ掃除くらいできるだろ?」 「いいな~。来るだけでおカネもらえるんだからな」 などと、上司や同僚から心ない言葉