震災によって大切な人を亡くした遺族は今、どんな思いで震災後の日常を過ごしているのか。必要な支援や、被災者同士でできることは何だろうか。福島県内では昨年10月から、自死遺族を7年以上にわたって支援している「福島れんげの会」が、南相馬市とともに遺族支援を行ってきた。長期にわたる遺族支援、被災者支援がより一層必要であることから、遺族同士が自らの体験を語る「わかちあいの会」(震災遺族支援サイト)が9月以降、福島県内各地で開かれることが決まった。 同会立ち上げを契機に、遺族支援を考えるシンポジウム「共に考える震災遺族支援 いま私たちに何ができるか」が震災からちょうど1年半を迎えた9月11日、郡山市で開かれた。NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」主催、「福島れんげの会」とNPO法人「全国自死遺族総合支援センター(グリーフサポートリンク)」の共催。福島県、南相馬市などが後援した。 「1年半たっ