これまでの連載ではマーケティングオートメーションについて、その概念やパーソナライゼーションへの応用などに触れてきた。では具体的にどう始めるか。ベンダー側からの提案の常套句は「スモールスタートから始めましょう」というものだ。 ただしその「スモールスタート」が得てして抽象的で、具体性がないことも多い。私たちもよく使う言葉だけに反省しているのだが。 そこで今回からは、マーケティングオートメーションへの取り組みをスモールスタートするとしたら、どのようなやり方が現実解なのかをテーマにしていきたい。 これまで述べてきたとおり、マーケティングオートメーションは、リード(見込み顧客)や顧客接点情報の収集、その精査、そしてアクションという一連の流れをデータやシステムを利用して自動化する概念だ。 どのようなリード/接点情報を収集し、どのようなデータに基づいて精査し、どのようなアクションをするのか?これらをシナ