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小田嶋隆に関するquelo4のブックマーク (148)

  • マインドなき大臣が更迭されない理由

    しかも、朝日新聞が伝えているところによれば、どうやら、「そもそも」について「基的な」の語義を掲載している辞書は存在しない(こちら)。 どうでも良い話を長々としてしまった。 当は、こんな話は、はじめからどっちでも良いのだ。 大切なのは、首相が、辞書に載っている(とされる)語義をネタに、山尾議員を揶揄している点だ。嬲っているという言葉を使っても良い。とにかく、首相は、相手を嘲っている。これは辞任に値するとまでは言わないが、到底品格のある態度ではない。 少なくとも、首相の国会答弁にはふさわしくない態度だ。 「忖度」をジョークのネタにしたこともそうだが、この半年ほど、首相の言動には、対話の相手を嘲弄したり、質問そのものを揶揄するような、不真面目な態度が目立つ。 このこと自体は、私がたしなめてどうなることでもないし、仕方のないことだとも思っている。 首相にしてみれば、あれこれと責められて反撃した

    マインドなき大臣が更迭されない理由
    quelo4
    quelo4 2017/05/24
    私が懸念するのは、首相が野党をバカにし、閣僚がマスコミを軽視しているその態度が、なんとなく支持を集めているように見える昨今の状況
  • マインドなき大臣が更迭されない理由

    なぜだろうか。 私の考えを述べる。 10年前なら即座にクビが飛んでいたはずの失言で大臣のクビが飛ばなくなった理由のひとつは、この10年ほどの間に、大臣のクビを次々と飛ばし続けていた理由がいちいちあまりにもくだらなかったからだ。 わかりにくい言い方をしている。 もう少し噛み砕いた言い方をすると、第1次安倍政権から民主党政権の時代を通じて、些細な言葉尻をとらえたメディアによるバッシングで閣僚が辞任に追い込まれるケースが相次いだことが、現今の状況をもたらしているということで、つまり、現在の、閣僚が相当に悪質な失言をやらかしてもクビが飛ばずに済んでいる状況は、過去においてあまりにも安易に大臣のクビが飛ばされてきたことへの反動ないしは、それらの事態がもたらした副作用なのである。 別の側面から見れば、メディア主導の報道圧力で大臣のクビを飛ばせなくなっているこの数年間の状況は、メディア自身が招いたメディ

    マインドなき大臣が更迭されない理由
    quelo4
    quelo4 2017/05/24
    過去においてあまりにも安易に大臣のクビが飛ばされてきたことへの反動ないし副作用。メディア主導の報道圧力で大臣のクビを飛ばせなくなっているこの数年間の状況は、メディア自身が招いたメディア不信の結果
  • 教育勅語はなぜ必要か

    たとえば、「天皇」への尊崇の念、「国家」への忠誠心といった、子供には難解な概念を彼らの第二の天性として身につけさせようと思ったら、その教材は、やはり教育勅語でなければならない。 逆に言えば、教育勅語を教材に採用しようとしている人たちが、子供たちに伝えたいのは、「教育勅語の中の憲法に反する部分」だということだ。 最後の方にある 「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」 という部分を子供たちの心に定着させることができるのは教育勅語だけだ。 自己犠牲。 挺身。 私心の排除。 その種の道徳は、教育勅語でなければ、その真髄を正しく伝えることができない。 だからこそ、彼らは、勅語(天皇のお言葉)という形で提供される、その前提からして日国憲法の精神にそぐわないあの文書を教育現場に召喚しようとしているのだ。 人間よりも、国家が大切であること。感情よりも形式が重んじられるべきであること

    教育勅語はなぜ必要か
    quelo4
    quelo4 2017/05/18
    「天皇」への尊崇の念、「国家」への忠誠心。自己犠牲。挺身。私心の排除。一旦緩急ある前に、できれば国を捨てたいと思う。投げやりな結論になった。せめて一礼して去ろう。
  • 教育勅語はなぜ必要か

    が、一方において、百田先生のこの意見に共感する人が少なくないであろうことも、なんとなく察知している。 ざっと考えて、日の男性の半数は、百田先生のツイートに賛成するのではなかろうか。 残りの半分の大半も、薄笑いを浮かべつつ否定はしないかもしれない。 しみじみと孤独を感じる。 おそらく、日人の多数派は、怒鳴った態度は良くなかったのだとして、それでも怒鳴った気持ちには理解を示すはずで、そのあたりがわれわれの道徳観の最大公約数なのだと思う。 記者に対して声を荒げていながら、日の丸に対しては礼節を保っていた大臣の態度を、私自身は異様な振る舞い方だと感じている。 でも、私と同じ感想を抱く日人は、そんなに多くないはずだ。 多くの人は、無礼者を怒鳴りつけるのは正しい態度で、一方、日の丸に礼節を尽くすことも正しい心構えだと考えている。 大きな溝がある。 私個人は、「日の丸」という表象や、「国家」という

    教育勅語はなぜ必要か
    quelo4
    quelo4 2017/05/18
    教育勅語を再び教材として蘇らせようとしている人たちが伝えようとしているのは、今村大臣が示したような「対話の相手である記者」より「会見場の日の丸」を大切にする心情・マナーみたいなものなのだと私は考える
  • 独裁の果てに兄は果つ

    2017/02/24 14:33 小田嶋さんの記事は、冷酷な独裁者は冷酷な人間として生まれついたから独裁者になったのではなく、組織運営にかかる方程式の必然的な解として冷酷な独裁者が導出されるということをさらりと書いていらっしゃるところが秀逸だと思いました。北朝鮮のニュースには興味がなかったけれど、最後まで面白く拝読しました。 イスラム教徒の入国を拒否するトランプ大統領はもちろん、日会議という取り巻きの人達の内の1人に9億円の国有地を200万円で与えた安倍総理も、変数は違えど同じ方程式の解なのでしょうね。児童虐待の被疑者に8億円超の国税を贈与するなんて外から見ると狂気の沙汰だけれど。 2017/02/24 12:49 この記事は、小田嶋氏が如何に国際政治について無知であるかを告白した記事に過ぎない。このような記事を役に立つと考える人が多いということは、基的にそれだけ国際政治に無知な読者が

    独裁の果てに兄は果つ
    quelo4
    quelo4 2017/03/03
    国の指導者を狙える立場にありながら、そこから逃れようと七転八倒していたと思しき金正男氏が、哀れでもあり人間として当然の反応だったよう。彼の暗殺は北朝鮮の、独裁体制の狂いっぷりを嫌というほど見せつけた
  • 「クラッシャー上司」が米国を率いる

    まわりくどい言い方をしてしまったが、簡単に言えば、トランプ支持者は、必ずしもトランプ氏の人物や政策を支持しているのではないということだ。 彼らの中では、まずトランプ氏の登場にダメージを受けている人々が嫌いだということが先にあって、だからこそ、自分の嫌いなタイプの人間たちを悲しませたり憤らせているトランプさんに喝采を送るという順序で、支持が形成されているわけだ。って、簡単な言い方になっていなかったかもしれない。 ヒントは、橋下徹氏のツイートの中にある。 「セレブ」 「自称インテリ」 「口だけ」 「文楽」 「カッコつけ」 というキーワードが、たった140文字の中にきれいに揃っている。 トランプ大統領を支持する人たちは、 ・現場を知らず、自分のカラダを動かさず、机上の空論と口先だけのきれいごとで収入を得ている人間 ・大学教授、新聞記者、評論家、役人など、いい大学を出て、その資格だけでっている人

    「クラッシャー上司」が米国を率いる
    quelo4
    quelo4 2017/03/03
    トランプ現象のような直感的に「ヤバい」と思える事態に直面したらある程度感情的に動かないといけない。マッカーシズム、ナチズム、戦前日本の好戦も、初期段階のおかしな兆候をアタマの良い人々が傍観し巨大化した
  • 「クラッシャー上司」が米国を率いる

    だから、自分が憤っていることや悲しんでいることを「感情的になっている」からという理由で恥じる必要はない。 あるタイプの論者は、「起こっている事実をあるがままに評価することができない人間は、つまるところ現実から目をそらしているのだ」という言い方で、世界の変貌を嘆く人々や、失われつつある正義に憤る人々を嘲笑する。 ところが、実際に彼らがやっていることを見ると、当人が「あるがままに」評価していると思っている、感情を切り離したその彼らの見方は、単に現状を追認しているだけだったりする。 であるから、 「難民に対して門戸を閉ざすという選択は、一見冷酷な施策であるように見えますが、これもまたアメリカの安全という別の理想を実現に近づけるための現実的なステップの一段階なのです」 てな調子の冷静ぶった説明を、私は信じない。 トランプ大統領の就任に反対するデモ(Women's March)が大きく報じられていた

    「クラッシャー上司」が米国を率いる
    quelo4
    quelo4 2017/03/03
    衝動的に人を侮辱するパフォーマンスを、公の舞台に立つ人間、権力のある人間が演じれば、あらゆる人たちの生活に影響が及び、他の人たちも同じことをしてもいいという、ある種の許可証を与えることになる
  • 「クラッシャー上司」が米国を率いる

    怒鳴り散らして恫喝する上司もいれば、冷静な言葉で外堀から埋めるみたいにして部下の一挙手一投足を論破して行くタイプの上司もいて、潰すに至る手法は様々なのだが、共通しているのは、それらの「クラッシャー上司」と名づけられた中間権力者が、「恐怖」によって他人をコントロールする点だ。 読んでいて興味深かったのは、著者が、部下を病に追いやる共感性を欠いた独善的な上司の人格モデルと、粉飾決算を通じて倒産の危機に至っている東芝の経営陣に蔓延していたと思われるパワハラ体質に、共通するモデルを見出している部分だった。 たしかに、「反論を許さない上司」の下で働く部下がいずれ潰れることと、「反論できない空気」をその内部にかかえた組織が最終的に狂った集団に変貌して行くことには、不気味な相似がある。 パワハラが顕在化するのは、上司と部下の一対一関係においてではある。 が、実のところ、パワハラはひとつの組織の中に「体

    「クラッシャー上司」が米国を率いる
    quelo4
    quelo4 2017/03/03
    衝動的に人を侮辱するパフォーマンスを、公の舞台に立つ人間、権力のある人間が演じれば、あらゆる人たちの生活に影響が及び、他の人たちも同じことをしてもいいという、ある種の許可証を与えることになる
  • やがて悲しきファーストペンギン

    リスクを冒して天敵が待ち構えているかもしれない海水に飛び込んだその最初のペンギンが、果たしてシャチにべられてしまうものなのか、それとも無事にエサの魚をくわえて浮かび上がって来るのかを、氷上のペンギンたちは息を呑んで見守っている。 ファーストペンギンがあっさり天敵にべられてしまったら、見守るペンギンたちは、海中に飛び込むことを断念しエサ捕りの計画を延期する。しかし、一番乗りのペンギンが無事だったら、第二陣のペンギンたちは一斉に海に飛び込んで今日のエサにありつくことができる。このように、ファーストペンギンは後に続く群れの者たちのために、自らの身を試金石として、凍てついた海に飛び込んで行く。 このお話が象徴しているのは、「最初にリスクを冒してチャレンジする者がいなければ、群れの生活は成り立たない」といった感じの、おためごかしの冒険主義賛歌で、だからこそ、ベンチャーの世界では、危険に挑む者が尊

    やがて悲しきファーストペンギン
    quelo4
    quelo4 2017/03/03
    《小池百合子の「都民ファースト」っていい言葉のようにされているけど、元々韓国人学校を否定した時の言葉、ただの差別用語。都民から韓国人学校に通う人たちを排除してるだけ》フリーライター赤木智弘さんツイート
  • やがて悲しきファーストペンギン

    1月23日、東京都の小池知事の政治塾を運営する政治団体「都民ファーストの会」が、夏の東京都議会議員選挙に向け、最初の公認候補として4人を擁立し、あわせて同会が地域政党として活動を始める旨を明らかにした。 「都民ファーストの会」という会派名(あるいは「政党名」だろうか)に小池百合子さんらしさを感じる。この場合の「らしさ」とは、あえて標語にするなら 《あざとさと わざとらしさと いやらしさ》 という、どうにも人工的なとってつけたようないかものくささのことで、要するに私は、この種の目新しい言葉を政党の名前として担ぎ出してくるこの人のマナーに、そこはかとない忌避感を抱いたわけです。 その忌避感の詳細についてはおいおい説明するとして、今回は、昨今の政治の中で使われているいくつかの新しい言葉について、それらの言葉が好んで用いられる理由を考えてみたいと思っている。 「都民ファースト」のようなにわかづくり

    やがて悲しきファーストペンギン
    quelo4
    quelo4 2017/03/03
    インタビューのいちいちが小芝居じみている、どの部分をカットしてワイドショーが使うのかをあらかじめ知悉している人間が、カメラに向かってキューサインを出すみたいにしゃべっている様子が受け容れがたかった
  • たぶん、もう、どうにもとまらない

    対抗上、捜査機関の人間は、当然のことながら、市民団体を装っていたり、無害な私企業のふりをしていたり、NGOの看板をかかげて市民を欺罔する国家転覆計画者や無差別殺戮テロ準備組織の正体を暴こうとする。つまり、テロ組織の犯罪に対峙する捜査員が犯罪捜査に従事する時には、まず、一般市民としてふるまうテロリストを疑ってかかるところからとりかからないと、仕事にならないのである。 であるからして、捜査の現場では 「私は一般市民です」 という供述は、まず間違いなく一蹴される。 「テロリストはみんなそう言うんだよw」 と、たぶん、逮捕にやって来た人間は、「一般市民」の言葉をテンから信じないだろう。 「共謀罪」の不気味さは、「為したこと」(事実として行われた行為)ではなく、「考えたこと」(アタマの中で考えている計画や謀議)を裁くその前提の特殊さにある。 普通の刑法は、原則として、犯罪行為の「結果」を裁くことにな

    たぶん、もう、どうにもとまらない
    quelo4
    quelo4 2017/01/31
    法律が、運用次第で、かなり恐ろしいツールになり得るということだ。共謀罪のような「人間がアタマの中で考えている犯罪」を裁く法律の場合、その運用の幅は、原理的に、どこまでも拡大することができてしまう
  • たぶん、もう、どうにもとまらない

    《これってつまり「誰が一般人でどんな人間が犯罪予備軍であるのかはオレらが決めるんでよろしく」ということだよね? 共謀罪「一般人は対象外」=菅官房長官 【時事ドットコムニュース】》 という一連のツイートを書き込んだところ、私のツイッターの@欄には、 「『テロ等準備』の文字が読めないの? なんですぐに妄想で語っちゃうの?」 「特定テロ組織と共謀してテロを起こす一般人は確かにいますね。ISのテロなんかそうですね。 しかし、テロを起こした時点で一般人に分類するのは、かなり無理ですなw」 「不安を煽るのがライターさんの重要なお仕事なのでは?」 といった感じの、嘲笑を含んだ複数の反論や疑問が、間髪を置かずに寄せられている。 こういうことが起こるのは、「テロ等組織犯罪準備罪」の必要性を感じている人がたくさんいることの現れでもあるのだろう。 が、それ以上に、私が強く感じるのは、「共謀罪」に懸念を表明する人

    たぶん、もう、どうにもとまらない
    quelo4
    quelo4 2017/01/31
    「政権の意向に何がなんでも賛成する人々が増えている」ように見えるわけなのだが、実際に起こっているのは「何がなんでも権力に反発してみせる人間に対して何がなんでも反発する人々が増えている」事態
  • おせちと紅白がイマイチなわけ

    2018/01/10 13:59 インターネットに慣れてしまい、多くのサービスが無料であることに疑問を抱かず、不満ばかりを感じながら、労働の奴隷化には漠然とした不安を感じている自分の2つの感情は、社会というマナ板の上では表裏一体なのであった。 目から鱗のコラムに感謝します。 と、無料で楽しませていただいた、せめてものお返しにコメントしてみました。(^^)/ 2017/02/11 13:10 言われてみれば、子どもの頃のお正月はもっと長かった。 近所の人気スーパーが29〜3日まで営業しないと聞いて、すごいなぁと経営方針に感心したけれど…… そういえば昔は普通のことだった。 「出版の世界の正月」 ネットニュースの配信は、休みなしですね。 事前に記事を配信予約して人員は減らしても、ゼロにはできない。 逆にここを穴場として、こたつ記事をすぐ書けと使われるライターが増えている気がします。 2017/

    おせちと紅白がイマイチなわけ
    quelo4
    quelo4 2017/01/17
    紅白への出場を辞退したSMAPの面々の決断を支持する。オンリーワンであるためには、その前にまずロンリーワンである覚悟を持たなければならない。まあ、私見だが
  • カジノ法案という“増税策”

    「脱法賭博ではない正々堂々の賭博なのだから、パチンコよりマシ」だという意見にも、私は半分しか賛成できない。 お国から免許のおりている、正々堂々の、おシャレで、ハイソっぽくて、知的で、スタイリッシュで、デートコースにもバッチリな紳士淑女の社交場ライクな賭場ができたら、それはそれで、別ルートのリスクが拡大する。 パチンコの良くないところは、欺瞞的で、不潔で、うるさくて、うさんくさくて、タバコくさくて、ダサくて、おっさんくさくて、貧乏ったらしいところだと思うのだが、そういうふうにひとっかけらもおしゃれじゃなくて、若い連中が憧れる要素を備えていないところが、逆に言えば、パチンコのある意味での安全さでもあるわけで、そういうふうにダサいからこそ、パチンコは、おしゃれな若い女性を誘引できずにいる。 もし、おしゃれできらびやかで外国人観光客を大喜びさせるような素敵なカジノ空間ができたら、その素敵なスペース

    カジノ法案という“増税策”
    quelo4
    quelo4 2016/12/28
    全員がギャンブル依存に陥るわけではない。でも、ほとんどの人間は多少なりとも負けるわけだし、一部の人々は、全人生を台無しにしてまう。そして、大切なのは、誰もが「一部の人間」になり得る
  • インチキメディアの時代到来

    まあ、意図も何も、あまりにもバカげていて分析を寄せ付けない水準のテキストだという、それだけの話なのかもしれない。 とはいえ、バカな記事だということで一笑に付すわけにもいかない。 なぜなら、この文章は素人のブログに書き散らされた個人の日記でもなければ、趣味の情報交換を目的にやりとりされている好事家の私信でもないからだ。 いまご覧いただいたリンク先の記事は、歴とした「医療情報サイト」に掲載されているテキストで、その「ココロとカラダの教科書」を謳うキュレーションプラットフォームを運営しているのは、プロ野球の球団を所有するなど、確固たる社会的信用を看板に商売をしている東証一部上場企業だ。 ということは、記事には当然文責が生じ、配信元には掲載責任が発生すると考えなければならない。 どこからどう考えても、到底笑って済ませられる話ではない。 まして、相手は医療だ。人の命がかかっている。ただでさえ肉体の不

    インチキメディアの時代到来
    quelo4
    quelo4 2016/12/26
    深刻なのは、WELQがそこいらへんによくある泡沫サイトではないことだ。WELQは、一日に100以上の新記事を更新すると言われるネット界でも指折りの巨大情報サイトだ。配信元のディー・エヌ・エーがIT世界の大企業
  • 「売り言葉に買い言葉」に閣議決定が要るか?

    差別の問題は、簡単ではない。 誰かが特定の言葉を発したことをもって、ただちに差別と断定できるのかというと、必ずしもそうは言えない。 文脈によって、あるいは、その言葉を使った人間と使われた人間の関係によって、言葉の持つ意味は、いつでも、微妙に変化するものだからだ。 当然、差別の有無についての判断も、ケースバイケースで、その都度、個別に、その言葉が使われた特定の文脈とワンセットの事案として評価されなければならない。 ここまでは良い。 私自身、画一的な基準で強要されるいわゆる「言葉狩り」には、反発を感じることが多い。 つい先日のアメリカの大統領選挙でも、トランプ氏を勝利させることになった要因のひとつには、前世紀以来アメリカ社会を席巻してきた「ポリティカル・コレクトネス」に対する、合衆国国民の反発があったと言われている。 つまり、洋の東西を問わず、誰かの言葉尻をとらえてそれを大勢でよってたかって批

    「売り言葉に買い言葉」に閣議決定が要るか?
    quelo4
    quelo4 2016/12/19
    沖縄県民に向け機動隊員が発したとされる「土人」という言葉を「差別と断定できない」とした鶴保大臣の言葉が「謝罪も訂正も不要」と、政府はわざわざ閣議を開いて確認、内外に公式発表した。驚天動地の答弁書
  • 車内の化粧は誰に迷惑なのか?

    車両内のマナーを言い立てる人たちは、要するに、「定型的な規格にハマれない人間」に苛立っているのだと思う。 たとえば、ヘッドフォンステレオから漏れるチャカチャカ音をうるさがる人たちは、騒音そのものに不快を感じているのではない。彼らは、来なら小さく縮こまって過ごすべき通勤列車の中で、ノリノリで音楽を聴いている若いヤツのその快適そうな状態を憎んでいる。彼らからすれば、音楽を聴いてゴキゲンになることや、周囲の目を気にせず化粧に専念することは、公共の場所にプライベートを持ち込む逸脱行為なのであって、だからこそ彼らは通勤電車という人間が荷物になり変わって運搬されなければならない閉鎖空間の中でくつろぐ人間を嫌うのである。 おそらく、日人のうちの半分ぐらいは、リラックスした人間を憎んでいる。 誰もが自分たちのように、びくびくして、周囲に気を使って、神経をすり減らしているべきだと考えている……というのは

    車内の化粧は誰に迷惑なのか?
    quelo4
    quelo4 2016/11/23
    昭和の日本人と比べれば、はるかに洗練された所作、大人も子供も他人に迷惑をかけないのに、マナー広告の占める割合が増えている。マナーが低下しているからではなく、他人のマナーへの許容度が低下しているから
  • ノーベル賞はボブ・ディランにふさわしいのか

    しかも、福氏は、 「そんなんもろたら立ちションもでけへんようになる」 という考え得る限り最高度にアナーキーなコメント(Wikipediaによれば、全国紙では「呑み屋に行けなくなる」と報道された)を返した上で、受賞を固辞している。 なんと見事な辞退声明であることだろう。 ふつう、こういうコメント付きで受賞を拒絶された賞は、翌年から少なくとも10年は賞の授与を自粛するのがスジであるはずだと私は考える。 多少ともプライドを持った組織なら、こんな言いざまで突っ返された賞を別の機会に別の人間に授与しようとは思えないはずだ。授賞を伝えられた人間にしても、先立つタイミングでこのような言葉とともに拒絶された経緯のある賞を、すんなりと受け取るのは、たいそう気の重い仕事なのではなかろうか。 仮に、私に授賞の打診が来たら 「非国民栄誉賞ならぜひいただきたい」 と答えると思う。 実際、国民栄誉賞なんかを貰ったら

    ノーベル賞はボブ・ディランにふさわしいのか
    quelo4
    quelo4 2016/11/23
    しかも福本氏は「そんなんもろたら立ちションもでけへんようになる」という考え得る限り最高度にアナーキーなコメント(Wikipediaによれば、全国紙では「呑み屋に行けなくなる」と報道された)を返した上で、受賞を固辞
  • 彼女のつぶやきを読んで

    私自身、20代の最後の頃、まるまるひと夏を事務所で過ごすみたいな激務に身を投じた経験を持っているのだが、実のところ、その時の細かい出来事は、ろくに覚えていない。記憶が残らないほど睡眠不足だったということなのか、それほど疲れていたということなのか、いずれにせよ、私は当面の苦しさを意識しないほどあからさまに過剰適応していたのだと思う。 この間の事情は、カルト教団への入信の過程に似ている。 ずっと昔に読んだ『カルトの子―心を盗まれた家族』(米和広著 文藝春秋社)というには、子供時代をカルト信者の二世として過ごした人々の証言がいくつも収録されているのだが、その彼らの語る教団内での暮らしは、過重労働を強いられている労働者がその試練への適応過程として身につける思考停止の様相と区別がつかないほど良く似ている。 オウム真理教、エホバの証人、統一教会、ヤマギシ会という代表的な4つのカルトの中で育った子供

    彼女のつぶやきを読んで
    quelo4
    quelo4 2016/10/25
    子供時代をカルト信者の二世として過ごした人々の証言。彼らの語る教団内での暮らしは、過重労働を強いられている労働者がその試練への適応過程として身につける思考停止の様相と区別がつかないほど良く似ている
  • 病床からの本音を述べたい

    彼らは、徹夜続きの仕事をこなすために深夜の飲を求め、避けることのできない業務の延長として、連日連夜の接待に従事し、そうした酒と残業の積み重ねが彼らの健康を少しずつ蝕んで行ったはずなのだ。 もちろん、そうではない人もいるだろう。 長谷川氏が「ほらこういう人だよ」と指さしたくなる人もいるのかもしれない。 だが、繰り返すが、問題はまさにそこにある。 病人に対して、誰が、どういう責任で「あんたは生きていい、あんたは死んでいい」と指差し確認をするのか、落ち着いて考えてみるべきだ。 個人的には、「俺に任せろ」と言い出す人とは、とても友達になれそうにない。 つい3日ほど前まで病院で暮らしていた人間の一人として、私は、病人一般を、自業自得の結晶として分類する考え方を、簡単に受け容れる気持ちにはなれない。 病気が人の生き方や自覚によって生じる反応であることは、一応その通りなのだとして、より広い視野から

    病床からの本音を述べたい
    quelo4
    quelo4 2016/10/18
    病人に対して、誰が、どういう責任で「あんたは生きていい、あんたは死んでいい」と指差し確認をするのか、落ち着いて考えてみるべきだ。個人的には、「俺に任せろ」と言い出す人とは、とても友達になれそうにない